CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)
東京都北区東田端2-8-4 、JR田端駅から10分弱
目の不自由な人も、耳の不自由な人も、誰でも一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアター。たくさんの人々の募金によってOPENした、小さくて、やさしい映画館。来年10周年を迎えるチュプキで、この夏、是非ご覧頂きたい作品です。
2025年7月17日(木)〜7月29日(火)
16時30分〜18時16分 *23日(水)休映
(2025年製作/101分/日本/ドキュメンタリー)
※バリアフリー日本語字幕・音声ガイドあり
◆舞台挨拶決定◆
日にち:7月17日(木) の回上映後、リモートでのご登壇です。
ゲスト:五百旗頭幸男 監督
※トークのみのご予約は承っておりません。
※耳のご不自由な方には、トークの文字通訳(UDトーク)でサポートします。ご希望の方はご予約後、
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※難聴のお客様には、マイクの音を増幅させて舞台挨拶の内容をお聴きいただけるようにいたします。 スタッフまでお申し付けください。
※舞台挨拶のある回は【 12チケット、サポーター割引、招待券】適用外となります。
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。
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穴水より、愛をこめて。
町を変えるのは、政治、メディア、それから・・・
『はりぼて』『裸のムラ』の五百旗頭幸男監督最新作は真骨頂にして新境地
イントロダクション
能登半島の中央に位置する石川県穴水町。人口は7000人を下回り、若者と高齢者の数がともに減りゆく「人口減少の最終段階」に入っている。コンパクトシティを推進する町の中心部から悪路を進んだ限界集落に暮らす元・中学校教師の滝井元之さん。2020年から手書きの新聞「紡ぐ」を発行し、利益誘導型の政策や町の未来に警鐘を鳴らし続けている。穏やかな穴水湾をのぞむこの町の伝統漁法「ボラ待ちやぐら」。我慢強さは町民性ともいえるが、滝井さんはこう記す「何もしなければ、何も変わらない」。石川テレビのクルーは市井からの眼差しにローカルメディアの存在意義を重ねながら、惰性と忖度蔓延る役場と町議会の関係の歪さを浮き彫りにしていく。
2024年1月1日、能登半島地震が発生した。
カメラは思わぬ事態に見舞われた町と人びとの営みをつぶさに見つめる。そして、同年5月に放送されたテレビ版が、穴水に大きな風穴を開けた。「このままでは町がなくなる」。声を寄せ、届け、耳を傾ける。映画は確かな変化の芽吹きを映し出していくのだが―― 。
監督は石川テレビの五百旗頭幸男。『はりぼて』では富山市議会の不正を暴き、市議が次々とドミノ辞職。ムラ社会の父権的な空気をあぶり出した『裸のムラ』は、映画公開後に馳浩石川県知事の定例会見拒否問題にまで発展した。映画の終盤、ここぞとばかりに、まことしやかに囁かれる穴水町最大の“タブー”に斬り込んでいく五百旗頭。投げかけた言葉に込めた思いとは。
この町で、この国で、果たして民主主義は生き残れるのか。一縷の望みに賭ける穴水からのラブレター!
〜監督メッセージ〜
いつからか記者会見は劇場化し、手っ取り早くビューを稼ぐためのコンテンツと化した。映画の舞台、穴水町には定例会見がない。NHKと民放テレビの取材がほぼ入らず、「ニュース砂漠」が近づく過疎の町で、権力監視の役割を最も担い、町民の信頼が最も厚いメディアは、80歳の元教師が発行する手書き新聞だった。配布は月2回、部数は500部。「バズる」とは隔絶した世界線に、地域を愛し、地道に信頼を紡ぐオールドメディアの姿がある。
五百旗頭幸男
監督:五百旗頭幸男
プロデューサー:木下敦子
撮影:和田光弘、西田豊和 音声:石倉信義 美術:高倉園美 編集:西田豊和 音楽:岩本圭介 音楽プロデューサー:矢﨑裕行 テーマ音楽:岩本圭介 題字:高倉園美
配給:東風
公式サイト
https://notodemocracy.jp/index.php
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【チケット料金】一般 1900円/シニア (60才以上)1,300円/学生・22歳以下 1,000円/中学生以下 500円/チュプキサポーター会員(一般1,500円、シニア1,100円)/介助者無料/未就学児無料
*当館では障害者割引を設けていません。介助者の方は無料となります。
就業等の困難がある方には、当日お申し出いただくことでチケット料金1,000円にてご案内しております。