【字幕解説付き!(現代語訳&英訳)。初めて能楽に触れる方や外国人の方にも面白くお楽しみ頂ける公演です。】
【能を知る会 東京公演「玉井【たまのい/Tamaoi】」】
◆日時 2025年6月15日(日)13:00
◆会場 国立能楽堂(JR千駄ヶ谷駅下車徒歩5分)
◆入場料 正面自由席9,300円/脇中自由席8,800円
◆演目
13時始め
講演「シーパラダイスの神話」葛西聖司(古典芸能解説者)
仕舞
「淡路【あわじ/Awaji】」中森貫太
「玉之段【たまのだん/Tamanodan】」観世喜正
狂言「寝音曲【ねおんぎょく/Neongyoku】野村萬斎
能「玉井【たまのい/Tamaoi】」」中森健之介
◆みどころ
2025年6月15日日曜日・能を知る会東京公演(於:国立能楽堂)は、山幸・海幸の物語で有名な神話の世界を舞台にした名曲「玉井」を上演致します。地神四代・彦火々出見尊が竜宮まで釣針を取りに行く話を下敷きに、豊玉姫・玉依姫の美しい舞いや、海神の宮主の勇壮な舞いと見所の多い曲となっております。
狂言は野村萬斎師による、太郎冠者と主の面白おかしいやりとりが楽しい名曲、「寝音曲」を上演致します。謡いたくない冠者と、謡わせたい主の攻防が見所です。
公演の最初には、葛西聖司氏よる能の解説。次いで、神話と竜宮を題材とした仕舞も予定しております。
また能には、前方2箇所に据え置いたスクリーンに、現代語訳の字幕を映し出し、初めて能を見る方にも分かり易い公演となっております。
◆あらすじ
玉井【たまのい/Tamaoi】
彦火々出見尊【ひこほほでみのみこと】(ワキ)は、兄・火闌降命【ほのすそりのみこと】と各々の道具を交換して釣りに出かけたところ、釣針を魚に取られてしまう。尊は自らの剣を潰して釣針を作って兄に渡すも、もとの針を返せと譲らないため、海中へ探しに行くことにした。塩土男【しおづつお】の翁の教えに従い、無目籠【まなしかだま】に乗って海底に着いた尊は、そびえ立つ立派な門と輝くばかりの美しい井戸を見つける。少し様子を見ようと井戸のそばにある桂の木の陰から窺っていると、ふたりの乙女、豊玉姫(シテ)と玉依姫(前ツレ)が水を汲みに来る。井戸の底に映る尊の姿に気付いたふたりは、事情を聞き、父母に会わせて釣針の行方を尋ねるため竜宮へ案内する。尊は歓待されて竜宮にとどまり、またたく間に3年の月日が過ぎる。(中入)3年の間に豊玉姫と良い仲になった尊だが、地上の様子が気になり帰ることとする。それを聞いた海神(後シテ)は探し出した釣針を尊に捧げ、兄神が釣針を受け取ってもなお憤ったときのためにと、ふたりの姫から潮の満ち引きを操る潮満珠と潮涸珠を捧げられる。そして、ふたりの姫は美しい舞を奉じ、海神を勇ましい舞いを見せる。やがて尊は、大鰐に乗って地上へと帰っていくのであった。
狂言「寝音曲【ねおんぎょく/Neongyoku】
偶然太郎冠者(シテ)の謡を聞いた主人(アド)は、冠者を呼び出し謡わせようとする。しかし冠者は、酒を飲まないと声が出ない、妻の膝枕じゃないと謡えない、などと勿体をつける。主人が酒を振る舞い、膝を貸してやると冠者はやっと謡い出すが…。
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