墨田区で暮らす中高生やその保護者、関係者に向けたイベントです
不登校や発達障害、HSP、境界知能など、こども・若者を取り巻く環境は、この数年で大きく変わっています
「こどもたちが変わったのではない、社会の見方が変わったのだ」という方もいるでしょうが、そう言っているうちにも子どもは巣立ちの季節を迎えていきます
不登校児童生徒は、今や小学生の50人に1人、中学生に至っては15人に1人と、年々増え続けています
発達障害に関しても、小中学生の8.8%にその可能性があると文科省が公表しており、1クラスに2~3人は存在する計算となります
その他の理由でも、今の日本の社会は自分に合わない、生きづらいと感じている人は決して少なくありません
学校が合わない、自分の居場所が見つからない…そう感じているこどもが少しでも楽に生きられる方法をみんなで考えるために、今回の「すみだ生きづらいこどもフォーラム」を企画しました
生きづらさを抱えたお子さんはもちろん、その保護者や関係者、支援者など、ぜひ気軽にご参加ください
今回のテーマは「こどもの未来の歩き方」です
現在は通信制の学校も増え、希望によっては大学までホームスクーリングが可能です
しかし、学校を卒業した後は…?
学校を卒業した後は選択肢も増え、自らの意思で進む道を選んだり、切り拓いたりする機会が増えていきます
こどもたちが、その後の人生をどのように歩んでいけるか、一緒に考えていきませんか?
今回は、神奈川県立田奈高校で「ぴっかりカフェ」という校内の居場所づくりをしている、NPOパノラマ代表の石井さん、『子どものための居場所論』などの著書がある早稲田大学教授の阿比留さんをゲストにお招きしています
長年にわたって若者支援の現場にいる実践者と行政政策にも影響を与える研究者、それぞれの立場から、ご講演頂きます
後半はお二人のゲストに加えて、墨田区で活動している団体のみなさんにご登壇頂き、公開座談会を行います
保護者やフリースクールなど、様々な視点から、こどもを取り巻く現状、学校卒業というターニングポイントに向けた、こどものサポートについて考えていきたいと思っています
どなたにとっても他人事ではない、身近で重要な課題です
少しでも関心を持たれた方は、ぜひ気軽にご参加ください!
【ゲスト講師】
石井 正宏さん
2000年ひきこもり支援に取り組む。ひきこもる前からの予防型支援の必要性を痛感し、2011年から神奈川県立高校内の図書館を居場所にした支援を開始し、2014年に校内居場所カフェへと発展させる。横浜北部エリアで小学生から8050問題まで、途切れのない支援の構築をミッションに活動。NPO法人パノラマ理事長。フジロックNGO Village幹事。
阿比留 久美さん
早稲田大学文学学術院教授。博士(文学)。一般社団法人若者協同実践全国フォーラム理事。専門や教育学・社会教育で、テーマは青年期教育論、居場所論、若者支援。子ども・若者が生き、学び、育っていくことのできる社会について考えています。現在、神奈川県子ども・若者施策審議会委員、神奈川県地方創生推進会議委員。著書に『子どものための居場所論』(かもがわ出版、2022年)、『孤独と居場所の社会学』(大和書房、2022年)など。
※座談会の登壇者は追ってお知らせします
【タイムテーブル】
13:30 開場
14:00 ゲスト講演(石井さん、阿比留さん)
15:40 墨田区内の活動紹介&公開座談会
17:00 交流タイム
17:30 終了
【開催概要】
日 時:2025.7.13(日)14:00~17:00
※終了後に30分ほど交流タイムを設けますので、お時間のある方は是非ご参加ください
会 場:ユートリヤ(すみだ生涯学習センター) ドーム(B棟・4階)
https://www.yutoriya.jp/access/
参加費:一般 1000円、大学生以下 無料
※特別な事情がある方には無料枠を設けていますので、チケット種別で「特別無料枠」選択し、「主催者へのメッセージ」に詳細をご記入ください
申込み:以下のWEBサイト(peatix)からチケットをお申込みください
https://ikidurai-kodomo-01.peatix.com/
【主催】
よりみち自由室
押上2丁目で自宅を地域に開放する「住み開き」活動を行っています
こどもからお年寄りまで、どなたでも自由に出入りでき、毎週火・金はフリースクールも運営しています