(一社)日本人作品と音楽文化の会VMによる出版連動コンサートシリーズに、新鋭ピアニスト・川畑哲佳が登場します。
オール現代作品のデビューリサイタルで鮮烈な印象を残した川畑が、今回はバッハとヴァイスのリュート音楽という古典の中枢に挑む意欲的プログラムを披露します。本公演は、新刊『J.S.バッハ:リュートとラウテンヴェルク作品の鍵盤用実用譜集 Vol.1』の出版記念として開催され、鍵盤楽器によるリュート作品の新たな可能性を提示します。
プログラムは、
《プレリュード、フーガとアレグロ BWV998》、
《プレリュード BWV999》、
《パルティータ BWV997》、
《組曲 BWV996(イ短調版)》
と、バッハ・リュート作品の主要レパートリーを網羅。
さらに、バッハと同時代人のリュート音楽の大家・ヴァイス作品から
《パッサカリア ニ長調》《シャコンヌ 変ロ長調》(高久編)を取り上げ、
バッハと同時代に活躍しながら、いまだ全貌が明らかになっていないヴァイスの豊穣なリュート音楽を紹介。
特に《シャコンヌ 変ロ長調》SW12-1はリューティストやギタリストの間でも演奏機会が極めて少ない秘曲です。
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さらに、
増本伎共子《連歌》、モーリス・オアナ《Quintes》
といった現代作品を連ね、川畑の原点である現代音楽との響きの連続性を示します。
トークゲストにはリューティストの水戸茂雄氏を迎え、
「バッハとヴァイスのリュート作品について」
をテーマに、バッハ作品の特色や、資料的にも未解明部分の多いヴァイス作品の魅力について語っていただきます。
古典と現代、リュートと鍵盤、研究と演奏。それらが一つの舞台で結ばれる、VMならではの充実の公演です。
若きピアニストが切り拓く“リュート音楽の可能性”を、ぜひご体感ください。
終演後には同会場で懇親会を予定しております。(アルコールあり。16:30〜18:00)奮ってご参加下さい!
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■出演者プロフィール
◉川畑哲佳:かわはたてつよし【ピアノ演奏】
2025年11月、川畑哲佳は門天ホールにてピアノソロリサイタルvol.1「執拗さのなかで」を開催し、本格的なデビューを飾った。これに先立ち、早大ピアノ阿修羅での活動を中心に、難度の高い現代作品の初演・再演に積極的に取り組み、独自の実績を築いてきた演奏家である。木下正道作品を中心としたデビュー公演では、大規模作品や電子音響を含むプログラムを完遂し、その確かな技術と持続力、作品への深い理解が評価された。アマチュアとしての経験を土台にしつつも、その枠を超えた実力を示しており、今後も現代作品を軸にした独自の活動が期待される気鋭のピアニストである。
◉水 戸茂雄:みとしげお【スペシャルトークゲスト】
リュート演奏家。スペイン 国立オスカル・エスプラ音楽院,マドリード王立音楽院に学ぶ。リュート、ビウエラをホセ・ミゲル・モレノ、ホプキンソン・スミス各氏、バロック音楽の演奏様式をヴィルヘルム・R・タルスマ氏に師事。「リュート 教則本』 3 巻、『バッハ リュート作品集』などを出版し、CDではバロックリュート、ルネサンスリュート、ビウエラ、テオルボなど多数録音している。CD『バッハ、ヴァイスリュート作品集Vol.2』はレコード芸術誌で特選盤、『フランスバロック音楽Vol.2誇り高き貴婦人 』はレコード芸術誌で準推薦盤に選ばれる。国 内 外 で 、 リ ュー ト の 第 一 人 者 と し て 演 奏 活 動を行っている。東 京 音 楽 大 学、同大学院非 常 勤 講 師 、及び同大学付属民族音楽研究所講師、N&S古楽研発会主宰
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チケット
入場料+懇親会費 ¥4,500
入場料 ¥3,000
入場料+懇親会費【会員限定割引】 ¥4,000
入場料【会員限定割引】 ¥2,500
川畑哲佳、バッハ・リュート曲にピアノで挑む! チケットサイト-
https://peatix.com/event/4708402
会員募集のご案内 ー
日本人作品と、世界各国の知られざる名曲を未来へ。音楽を愛し、共に学び、創り、伝えていきたい皆さまのご参加をお待ちしています。
年会費:2,000円(第1期:2026年4月〜2027年3月。それ以前は無料期間になります。)
ー会員募集のご案内 ー | 一般社団法人 日本人作品と音楽文化の会 Vacances Musicales
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