【上映会お申し込みは】
https://lc78.peatix.com
新宿駅からほど近いの青梅街道沿いのお寺のお堂にて13時半から開催。
見えないふりをしてきたものにこそ、生きる知恵が詰まっている。
おとなになるとあまり口にしない「うんこ」は、ペットの便くらいしかまちなかでは目にしません。死体もさっさと片付けられて、タブー(禁忌)のように扱われています。見ないでおこうと思えば目にすることも無いものですが、自然の中で観察してみれば、そこにたくさんの生き物が群がり、新たな肥料や食料となり使いつくしていきます。その様子を観察し、命のつながりを見守っている3人を追った、グレート・ジャーニーで名をはせた冒険家、関野吉晴の監督作品。
ロータスシネマは社会課題を取り上げたドキュメンタリー作品を上映し、感想や情報をシェアするイベントです。
感じることで、自分たちのこれからを考えよう。
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【上映作品】
『うんこと死体の復権』
監督:関野吉晴/2024年/日本/106分/
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うんこと死体が地球を救う?
価値観を覆す、鼻つまみ者たちを巡る いのちの循環の旅へ――
探検家・関野吉晴がカメラを向けたのは、「野糞アーティスト」こと糞土師(ふんどし)・伊沢正名。うんこが土に還り、生き物の命になるまでを観察し続けて50年。「人間が生み出す最も価値あるものはうんこ」と語る伊沢は、菌や虫、植物とのつながりを自らの身体で示していく。
同時に描かれるのは、うんこを調べることで都市に生きるタヌキの暮らしを読み解く保全生態学者・高槻成紀、彼は都会の中でも命のつながりがあることを、うんこを通じて伝えていく。糞とそれを取り巻く生き物を観察し、そこから命を読み解いていく。
そして、死体に群がる虫たちを1年かけて調査し、絵本に描く作家・舘野鴻。死体に集まるたくさんのムシたちを一年かけて観察し、緻密な絵に仕上げた。彼らの死体をめぐる生存競争はまさにドラマであり、死が命を支えていることを映し出す。舘野は、絵本制作の原動力として「命を食べるリアリティ」を重視。子どもとバッタを獲って食べるワークショップも実施し、「命をいただく」感覚を体験的に伝えている。
彼らは、ふだん目を背けがちな「排泄」や「死」からこそ、豊かな命の循環が見えると語る。
取材を通して関野自身も変化していく。自然の中で徒手空拳で暮らしはじめ、「生きるとは何か」を再び問い直す旅に出る。流れていくうんこ。朽ちていく死体。そこに群がるムシたちが、静かに、けれど確かに、生をつないでいた。-----------
【日時】
2025年8月23日(土)
・13:00 受付開始
・13:30 スタート
オープニング
上映
・15:25 換気・休憩後 感想のシェア、情報交換など
・15:45 ごろ 終了(少し伸びる可能性もあります)
【料金】
参加費 1,000円(上映+シェアタイム)高校生以上の料金 中学生以下は無料
当日受付にてお支払いください。
【会場】
福聚山 常圓寺 祖師堂(東京都新宿区西新宿7-12-5)
山門を入って右側の建物が祖師堂です。1階のお堂で上映します。
https://joenji.jp/about/?id=access
【主催】
NPO法人ロータスプロジェクト
【後援】
常圓寺