大変にご無沙汰をしております。
じつに3年ぶりの活弁的朗読会のご案内です。
本年は太平洋戦争終戦後80年の節目にあたり、
長く心に温めていた「教科書に載った戦争童話」を再読する夕べを企画いたしました。
日本の夏は、お盆や原爆の日や終戦記念日が続き、亡くなった人と向き合ったり、戦争を思う季節です。
戦争を知らない世代でも、物語で想像力を養うことはできます。
戦争とは縁遠く暮らしていても、物語で痛みを知ることはできます。
かつて日本も経験した大きな恐怖と悲しみ。
今なお世界からなくならない恐怖と悲しみ。
大人になった今こそ、もう一度再読し、語り継いでいきたい物語をお贈りしたいと存じます。
その先に、何にも代えがたい、日本の、世界の平和を祈って。
お届けするのは
土家由岐雄『かわいそうなぞう』(小学校2年国語教科書掲載) 、
そして2015年に映画化もされた
大川悦生『おかあさんの木』(小学校5年国語教科書掲載)他1篇。
いずれも50年以上、読み継がれてきた物語です。
そして、今回も。
おなじみのピアニスト、齋藤ちゃくらさんが、
ほんとうに美しく、やさしい音楽で物語に寄り添い、悲しみを癒してくださいます。
懐かしく、悲しい物語ではありますが、
みなさまどうぞ、お運びくださいませ。
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活弁的朗読会 Vol.26 戦争童話を読む
ゲスト : 齋藤ちゃくら( 音楽・ピアノ )
日 : 2025年 8月 11日(月・山の日)
時 : 開場18:00 開演18:30(20:30 終演予定)
所 : 名曲喫茶ヴィオロン 杉並区阿佐谷北2‐9‐5
木戸銭 : お一人様1000円(コーヒーまたはオレンジジュース付)
読本 : 『かわいそうなぞう』土家 由岐雄 金の星社 (初版1970)
『おかあさんの木』大川 悦生 ポプラ社(初版1969)
朗読・主宰: 千葉玲子
どうぞよろしくお願い申し上げます。