奥間政則さんと共に沖縄を学ぶひととき

今年も沖縄慰霊の日が近づいてきました。
絶筆に尽くしがたい地上戦が終わって、80年。80年前も80年以降も、今この時もやはり沖縄に苦しみを強いる構造は変わってはいません。
米軍基地があるが故の夥しい性被害や事故。南西諸島の先端から次々に強化される自衛隊の米軍隷属化と軍事化。
そこに住む人たちの日々の生活の中にぬきがたく入り込む苦悩。その現実を見ずに、剥き出しの差別的発言をしたのは、現職の国会議員でした。

今年も奥間政則さんにハリーナにお越しいただき、共に沖縄を学び合う時を持ちます。
平日の夜ですが、ぜひにご参加ください。
時　6月11日(水)18時30分
カンパ制
定員　20人(予約優先)
連絡先　09099939447
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【奥間政則プロフィール】

奥間政則さん(国家資格の一級土木施工管理技士。2016年7月、沖縄県の東村高江の北部訓練場ゲート前に集まった住民に、奥野さんはマイクを握り初めて口を開いた。「私の両親はハンセン病の元患者です。沖縄に基地を押し付ける日本政府と、隔離政策でハンセン病患者が差別と偏見に苦しんだ歴史は根が一つです」と。
奥間さんの父は10代で発病し愛楽園に入所。その後、奄美大島の「奄美和光園」に移り、そこで知り合った患者の女性と結婚し2人の子どもが生まれた。
ハンセン病の患者は子どもを産むことを許されず、男は断種、女性は妊娠したら堕胎させられた。しかし奄美和光園は園長がクリスチャンだったため、全国のハンセン病施設で唯一、国策に反して患者同士の結婚も出産も認められていた。「もし、両親が和光園で結婚していなければ僕は生まれてこなかった」と奥間さんは述懐する。
奥間さんが基地建設反対運動に初めて関わったのは、2015年5月に3万5000人が集まった県民大会。「ハンセン病の差別と偏見で苦しんだ父の生涯と、基地を押しつけられ苦しみ続けている沖縄県民の姿がだぶって見えた」と振り返る。
国や大手企業の発注に応じて仕事をする土木技術者としての葛藤もあったが、基地建設反対の座り込みに参加するようになった。奥間さんは土木技術者として、辺野古や高江米軍基地建設の現場に毎日通い、監視と調査を続け、ずさんな工事の内容や計画を指摘し、抗議の声をあげる。「土木屋の誇りにかけて、戦争のための軍事基地は造らせない」と、今日も作業着姿でゲート前に立つ。

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