8/2 街中に詩が立ち上がるとき~前橋ポエトリーフェスティバル代表・新井隆人さんを迎えて
「詩で紡ぐ地域の記憶 臨場〜私の中の横浜を詠う」プロジェクト スタート!
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボは、横浜市地域文化サポート事業(ヨコハマアートサイト2025助成事業)として採択された「詩で紡ぐ地域の記憶 臨場〜私の中の横浜を詠う」プロジェクトをこの夏、スタートします。
このプロジェクトは、「個人の記憶と町の風景を繋げたい」という想いから生まれました。めまぐるしく風景が変化する横浜で、私たち一人ひとりの大切な記憶や思い出の場所を「言葉」として紡ぎ、共有することで、心を癒し、街に新たな文化の息吹を吹き込むことを目指します。
横浜市立の文学館がなく、言葉によるアートが目立たない横浜において、私たちは市民ひとりひとりが発露できる場を育み、「街中に詩が立ち上がる」未来を思い描いています。8月下旬に詩作・リーディングワークショップを計画中です。
本プロジェクトのキックオフイベントとして、8月2日(土)に「街中に詩が立ち上がるとき~前橋ポエトリーフェス・新井隆人さんを迎えて」を開催します。
日本の近代詩に多大な影響を与えた萩原朔太郎を生んだ「詩のまち前橋」で、「市民の隣に、いつも、詩がある」というコンセプトのもと活動する「前橋ポエトリーフェスティバル(ポエフェス)」の実行メンバーのお一人で、アーツカウンシル前橋の委員でもある詩人・新井隆人さんを招いてお話をうかがいます。
新井隆人さんが携わる「芽部」「ポエフェス」の活動から、詩や言葉が街に広がることで、人がつながり、創造の輪が広がる豊かな可能性を共に探ります。また、詩作やリーディングの「うまい」「へた」ではなく、個人の表現・声そのものを尊重し、誰もが日常の中で詩に触れ、表現できる場の価値を学びます。
地域や街にあるパーソナルな記憶を詩という形式で表現したい方、詩や俳句などテキスト形式のアートに関心がある方が、内なる言葉を解き放ち、その言葉を共有する新たなコミュニティを生み出すきっかけづくりを目指しています。
横浜でも前橋のように市民がまちなかで詩を詠み、それぞれの記憶に残る場をいつくしみながら、語り合う風景を目指してプロジェクトをスタートします。
■□■□■□■□■□■□ 開催概要 ■□■□■□■□■□■□
<横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2025 ・臨場プロジェクトキックオフ>
「街中に詩が立ち上がるとき~前橋ポエトリーフェスティバル代表・新井隆人さんを迎えて」
日時:2025年8月2日(土) 13時~15時30分頃
場所:シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」
参加費: 1,000円
主催:NPO法人横浜コミュニティデザインラボ
共催:一般社団法人 nitehi works
<ゲストスピーカープロフィール>
■□新井 隆人(あらい りゅうと)氏■□
詩人。1965年前橋市生まれ・在住。アーツカウンシル前橋委員、サンデーモーニング朗読会実行委員代表。詩や言葉の活動を行う団体「芽部(めぶ)」代表として、詩をコミュニケーションツールと捉え活動し、2014年から前橋ポエトリー・フェスティバルを開催しています。他にも、「まえばし詩学校」や「詩のオープンマイク」など、市民が詩に触れ、表現できる場を多数手掛けています。朗読ユニット「軋轢」「The Eyes」等での活動もされています。
地域の企業支援を行う会社に勤務しながら30代半ばから詩を書き始め、紙媒体での表現からリアルとSNSを組み合わせた活動へと移行。打ち上げ花火のようなイベントではなく、「お金をかけずに、息長く続けること」をモットーに、主催者自身が楽しみながら市民を巻き込む「好循環」を生み出す活動を実践されています。詩人や詩の団体といった既存の枠にとらわれず、垣根のない自由な表現活動を推進するイベントとそのスタイルは、多くの参加者の共感を呼んでいます。
https://x.com/RyutoArai
<登壇者>
■□宮島 真希子(横浜コミュニティデザインラボ 理事)
本プロジェクトコーディネーター・ファシリテーター。市民や地域社会をつなぐ活動に注力。地域のステークホルダーを巻き込んだ対話やイベントの企画・運営を担当している。
https://www.facebook.com/hopetrue1
■□渡辺 梓(女優 / 一般社団法人 nitehi works 代表)
無名塾に長く在籍し、現在も女優業の傍ら朗読のプロとして、技術指導ではなく、身体を通る声を通して言葉を読む体験をていねいに引き出し、その人のかかえる感情を浄化するような表現の重要性を伝えます。
https://www.instagram.com/azusa_zusa/
■□稲吉 稔(現代美術家/一般社団法人 nitehi works)
横浜でアートコレクティブな活動を展開。横浜コミュニティデザインラボのシェアオフィスのリノベーションも担当し、地域と連携したアートプロジェクトを多数手掛けています。本プロジェクトでは、街中に言葉を掲示する「言葉の壁」(Poetry Wall)制作も担当。
https://www.instagram.com/nitehiworks/
■□■□■□■□ イベント内容 ■□■□■□■□
★新井隆人さんによるトークセッション
詩をコミュニケーションツールとして街に広める「前橋ポエトリーフェスティバル」のユニークな取り組みを紹介します。新井さんが「とにかく自分が楽しんで、楽しくやること」を重視し、いかに市民を巻き込み、詩をまちなかに広げ、表現の輪を広げる好循環を生み出しているか、その活動哲学を直接お話しいただきます。
★本プロジェクト「臨場」紹介
コーディネーターでNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ理事の宮島真希子が、本プロジェクトの目指すこと・夏のワークショップの概要について説明します。
ワークショップでナビゲーターを務める渡辺梓さんからは、言葉を声にのせて表現するリーディング・朗読が、よむ人にどんな影響を与えるのか、その実例について紹介いただきます。
★「言葉の壁」(Poetry Wall)のイメージ紹介
稲吉稔さんが制作する「Poetry Wall」のイメージをご紹介します。廃校の廃材や古い黒板を再利用し、街中に言葉があふれる場所を創出する本プロジェクトの核となる取り組みです。あなたの言葉が街に彩りを添える日も遠くないかもしれません。
前橋の街中で開催された「ふるさと」の詩と写真 街なか展覧会のように、市民の言葉が街に現れる未来を形にしていきます。
■□■□■□■ こんな方におすすめ □■□■□■□
★地域や街にちりばめられている懐かしいパーソナルな記憶を、手紙や詩という形式で表現してみたい方
★詩や俳句など、テキスト形式のアートに関心がある方
★「街中で市民が詩をうたう」ような、新しい文化活動に興味がある方
★言葉を通して、自分自身や他者とつながりたい方
★前橋ポエトリーフェスティバルの取り組みの価値や楽しさを知りたい方
横浜の街に新たな言葉の息吹を吹き込むキックオフイベントに、ぜひご参加ください。
【お知らせ】
7/23 オープンナイト関内 Vol.66
関内桜通りにあるコミュニティスペース「泰生ポーチフロント」で、コワーキングスペース「さくらWORKS<関内>」、ものづくり工房「ファブラボ関内」、ネットメディア「ヨコハマ経済新聞」「港北経済新聞」を運営するNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが開催する"つながる"交流会です。
https://www.facebook.com/events/edit/944239007832416/
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