エクス・ノーヴォvol.21 《倫理的・宗教的な森》全曲演奏シリーズ　第3回「洗礼者聖ヨハネ誕生の晩課」〜コントラファクトゥム（替え歌）と共に〜

　4回に渡る全曲演奏の記念公演シリーズ第３弾は、この曲集と、死後出版された《４声のミサ曲と詩編集》(1650)より、詩篇、賛歌、そしてマニフィカトを選び、「洗礼者聖ヨハネ誕生の祝日」の晩課（ヴェスプロ）を再構成します。また、当時しばしば行われていた「コントラファクトゥム（替え歌）」にも焦点を当てます。曲集の最後を飾る〈聖母の涙〉は、モンテヴェルディがマントヴァ時代に作曲し、大きな反響を呼んだ〈私を死なせてください Lasciatemi morire〉の音楽に、新たなラテン語の歌詞を付け、モテットとして教会で演奏できるようにした「替え歌」です。この曲集の献呈先であるエレオノーラ・ゴンザーガは、モンテヴェルディが仕えたマントヴァ公ヴィンチェンツォ・ゴンザーガの末娘であり、後に神聖ローマ皇帝フェルディナント2世の妃となりました。モンテヴェルディは、すでに未亡人となっていたエレオノーラへ、マントヴァでの日々を偲ぶ特別な思い出としてこの作品を曲集の最後に据えたのかもしれません。この他にもモンテヴェルディによる「替え歌」を厳選し、皆さまにお楽しみいただきます。

エクス・ノーヴォ vol. 21�2025年6月1日（日）14時開演（13時30分開場）
浦安音楽ホール コンサートホール

�クラウディオ・モンテヴェルディ／《倫理的・宗教的な森》より
Claudio Monteverdi (1567-1643) / SELVA MORALE ET SPIRITUALE (1641)

聖母の涙 〈アリアンナの嘆き〉による
Pianto della Madonna sopra il Lamento d’Arianna
〈主をたたえよ、すべての国々よ〉
Laudate Donimum omges gentes Secondo a 8 voci & due violini
〈主をたたえよ、その聖なる場所で〉
Laudate Donimum in Sanctis a voce sola
聖ヨハネの賛歌〈力みのない声で〉
Ut queant laxis a voce sola & due violini
〈サルヴェ・レジーナ（天よ、お聞きください）〉
Salve Regina (Audi coelum) con dentro un Ecco. Voce sola risposta d’ecco & due violini
その他

�ソプラノ：阿部早希子、大森彩加、小林恵
アルト：木下泰子、新田壮人
テノール：鏡貴之、金沢青児、山中志月
バス：松井永太郎、目黒知史

ヴァイオリン：池田梨枝子、宮崎蓉子
チェロ：懸田貴嗣�オルガン：新妻由加
ハープ：矢野薫
テオルボ：佐藤亜紀子

指揮：福島康晴�
前売：5,000円、当日5,500円
U-30歳（29歳以下）：2,500円（要予約・ムジカキアラのみ取り扱い）

チケット予約＆お問い合せ：
ムジカキアラ 03-6431-8186（平日10時～18時）aW5mbyB8IG11c2ljYWNoaWFyYSAhIGNvbQ==　

その他チケット取り扱い：
パスマーケット
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02221qixqw941.html
イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/3704470006-P0030007P021001?P1=1221

助成：芸術文化振興基金
後援：イタリア文化会館、日本イタリア古楽協会�
主催：一般社団法人エクス・ノーヴォ�
マネジメント：ムジカキアラ　　�