パレスチナ情勢は、かつてないほど最悪の状態です。2023年の10月7日のハマスの越境攻撃から始まった「ガザ」戦争では、6万人を超える犠牲者が出ています。人道支援もイスラエル軍に厳しく制限されており、いったいどうなってしまうのか。そして、西岸では入植者による暴力や土地の収奪がエスカレートしています。今に始まったわけではないといわれるパレスチナ問題。
今年の9月29日は、第2次インティファーダが起きて25周年になります。ジャーナリズムと人道支援という立場から当時を振り返り、最新の取材報告を聞き、私たちに何ができるのかを考えます。
プログラム
1.後藤和夫作品「パレスチナ自由への鍵」(24分) の上映と解説
2.佐藤真紀制作アニメーション
「日本の戦後80年、長崎とパレスチナの子どもたち」(9分)上映と解説
3.森佑一のイスラエル・パレスチナ取材報告
今年2月に現地を訪れたドキュメンタリー写真家・森佑一の報告
4. クロストーク
後藤和夫 x佐藤真紀 x森佑一 による
世代を超えたパレスチナ・トーク
●日時9月10日(水)18:30開始(18:00開場)
●定員50名 参加費1000円
●人数把握のためお申込みください
申込みフォームはこちら
https://forms.gle/ZWdzfhnW1jF3MJR78
会場:シネマハウス大塚
東京都豊島区巣鴨4丁目7−4−101
お問い合わせ
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●『パレスチナ自由への鍵』24分。
後藤和夫:監督、制作
第2次インティファーダ下、ヨルダン川西岸、ベツレヘムの難民キャンプの実情。学校の塀に子供たちがさまざまな壁画を描くプロジェクトを長期にわたって記録した。
●「長崎の子どもたち」9分
佐藤真紀:制作
1999年ー2001年の夏、パレスチナでは、原爆をテーマにした「No more war 」というイベントが行われていた。2001年は、ベツレヘム難民キャンプから創作ダンスを踊りたいという申し出があった。
「戦場のメリークリスマス」をバックに日本人を演じ、そしてパレスチナの平和を祈り踊り切った子どもたち。しかし、パレスチナに平和は来なかった。
日本の終戦80年を記念して、当時の子どもたちの絵を加工してダンスシーンをアニメーションに再現。ChalChalが音楽を担当。坂本龍一からのメッセージも収録。
登壇者のプロフィール
●後藤和夫
元「報道ステーション」プロデューサー。映像ジャーナリストとして2000年の第2次インティファーダを取材しTVで放送。2020年に長編映画『傍観者あるいは偶然のテロリスト』を製作。
●佐藤真紀:国際協力アドバイザー
1997年ー2002年までJVCパレスチナ事務所代表としてパレスチナに駐在。イラク戦争では緊急救援を指揮。その後、イラク小児がん支援のためのNGO,JIM-NETを立ち上げ事務局長を務める。現代はサカベコ・アートハウス代表。子どもたちの絵を商品化し、収益で支援活動を続ける。現在立教大学で教鞭をとる。
●森佑一
1985年香川県生まれ。
2012年より写真家として活動を始め、DaysJapan主催のフォトジャーナリズムワークショップに参加。2015年から2017年の2年間、青年海外協力隊として中東ヨルダンに駐在
これまでに取材で訪れた主な国はギリシャ、フィリピン、バングラデシュ、ヨルダン、ジブチ、イエメン、ウクライナ等。ライフワークはイエメン取材。
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