息吹プロジェクト炭蔵トイレ作り
「あるもの」を使って、「みんなでつくる」のが安田さんのセルフビルド。
竹屋根も、丸太の構造体も、蛇篭の壁も、
みんなの手でつくっていきます。
🌱第3回 7/20(日)
🌱第4回 8/24(日)
集合:東京都西多摩郡本宿 古民家「紬」周辺フィールド
〒190-0200 東京都西多摩郡檜原村小沢4063
時間:10:00-17:00(予定)
講師:安田浩文(人間居住機構一級建築士代表)
※現地までの交通費、食費はチケットに含まれません。
※宿泊される方は、キャンプ場をご利用いただけます。
こんな人におすすめ
✅ セルフビルドを学びたい
✅ サステナブルな暮らしを実践したい
✅ トイレという視点から環境問題を考えたい
✅ 土に触れ、手を動かしながら学ぶ場を探している
✅ 循環型の暮らしに興味がある
「学ぶ」から「つくる」へ ー 環境再生の第一歩
このワークショップでは、机上の学びにとどまらず、 実際に土に触れ、風の流れを読みながら、
参加者自身の手でトイレをつくります。
自分たちで掘り、落ち葉や炭を敷き詰める。
そのプロセスの中で、 土や空気、水の流れと対話しながら、大地の仕組みを理解していきます。
大地の再生は、
「大きな環境問題を解決する特別な技術」ではなく、
「日常の中にある小さな選択の積み重ね」 であることを実感するはずです。
「炭蔵トイレ」づくりを通じて、 環境を壊さず、むしろ豊かにする暮らし について、一緒に考えてみませんか?
講師:安田浩文(人間居住機構一級建築士代表)
会場:東京都檜原村・古民家「紬」周辺フィールド
※ 現地までの交通費・食費は含まれません
※ 武蔵五日市駅から送迎あり、お子様連れ可(参加費無料)
※ 施設に入浴設備はございません。
車で30分の場所に温泉(瀬音の湯)がございます
参加方法・申し込み情報
参加費:1日 10,000円(ワークショップ参加費・施設利用代込)
受講者特典「炭蔵トイレ」づくりの実践記録を共有自然と調和したトイレづくりの基礎が身につく
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<持ち物>
お昼ご飯・飲み物(※飲料水のご用意はあります)
作業しやすい服(汚れてもよい長袖・長ズボン)
作業靴 or 長靴(ぬかるみにも対応できるもの)
軍手 or 作業用グローブ
タオル(首に巻けるもの+汗拭き用)
帽子(日除け)
飲み物(マイボトル推奨・多めに)
雨具(カッパやポンチョ、傘)
着替え一式(汗や汚れ対策に)
ー推奨アイテム(あると便利)ー
虫除け(スプレー・蚊取り線香など)
日焼け止め
小さめのスコップ or 移植ゴテ
メモ帳・ペン(学びを記録)
ビニール袋(濡れた衣類やゴミの持ち帰り用)
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◆講師紹介
安田 浩文
人間居住機構一級建築士事務所代表 /NPO法人さとやま学校・東京副理事長 檜原村在住。東京の設計事務所勤務後、青年海外協力隊に参加。以来30年ほど前からアフリカ各地で建築設計・施工監理に携わる。現地の材料を用い、現地の人々とつくる環境建築がテーマ。これまでモロッコ、チュニジア、コンゴ民主共和国、カメルーンで活動。近年は檜原村での廃校改修や地域おこしプロジェクトに参加しつつ、アフリカでの活動も継続中。このプロジェクトでは「炭蔵トイレ」建設を通して循環型環境づくりのお手伝いができればと考えている。
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かつて檜原村では、ゾウヤマと呼ばれる共有林から伐り出した木を原料とした「炭焼き」が盛んに行われていました。
五日市方面へ向かう尾根道に位置する「紬」は、焼いた炭を運ぶ馬の休憩所になったり、
炭問屋の任を負っていたこともあるといいます。
そこから着想を得て安田さんが考案したのが、「炭蔵(すみぐら)トイレ」。壁に木炭を積み上げ、檜原村の原風景である「炭蔵」を思い起こさせる建屋をつくり、トイレとシャワーを設置したいと考えています。
もちろん材料には檜原村にあるものを使います。屋根には、各地で利活用が課題となっている竹を使います。建屋を支える構造体の丸太も檜原村の木材を使い、その間に「蛇篭(じゃかご)壁」をつくります。
蛇篭壁とは、構造体の間に竹や鉄線でカゴを編み、その隙間に石などを詰め込んでいく伝統的な森林土木工法です。通気性が高いため湿気や匂いの対策になり、また隙間が生じるため生木で構造体を組んでも伸縮に耐えられます。
浄化槽には、微生物の力で分解・浄化する「結(ゆい)ユニット」を使用し、そこで得られる液肥を畑で利用する予定です。また使用する水は、紬のフィールド内のアロマオイル工房から、その制作過程で発生する水を再利用(※4)。
もしかしたら、シャワーから微かにアロマの香りがするかもしれません。
(※4)檜原村の林業会社「株式会社東京チェンソーズ」が操業。未利用の部材を活用して、アロマオイルを抽出します。
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