歌曲個展シリーズ11
ショスタコーヴィチ歌曲個展 第3回
ー没後50年に寄せてー
日時
2025年12月24日(水)
開場:17時45分
開演:18時15分
(21時20分終演予定)
※開演後冒頭40分はロシア音楽学者 一柳富美子氏によるレクチャー
場所
大泉学園ゆめりあホール
(東京都練馬区東大泉1丁目29-1)
西武池袋線「大泉学園駅」北口徒歩1分([ゆめりあ1]建物内6階)
料金
一般:3,500円(当日券4,000円)
学生:2,000円(当日券2,500円)
※未就学児入場不可。全席自由。
出演者
指揮:キハラ良尚
ピアノ:柴垣健一、三ッ石潤司
合唱:ショスタコーヴィチ歌曲個展 特別合唱団
ソプラノ:坂口真由
テノール:金沢青児
バス・バリトン:牧山亮
レクチャー・字幕:一柳富美子
曲目
風刺(過去の情景) 作品109
Сатиры («Картинки прошлого»), соч. 109 (1960)
日本の歌人の詞による6つのロマンス 作品21a
Шесть романсов на слова японских поэтов, соч. 21а (1928-32)
反形式主義的ラヨーク 作品78b
Антиформалистический раёк, соч. 78b (1948?)
ステパン・ラージンの処刑 作品119
Казнь Степана Разина, соч. 119 (1964)
劇付随音楽 くリア王>より「10の道化の歌」
作品58a
Песни шута из спектакля (Король Лир), соч. 58а (1940)
主催:オペラ団体ABQ
助成:公益財団法人榎本文化財団
チケット予約フォーム
https://forms.gle/gqm3KZukt6i7N2Mc7
お問い合わせ
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2021年3月、コロナ禍直後の東京で「ショスタコーヴィチ歌曲個展 ― 生誕115周年に寄す ―」と題した公演が開催された。歌手とピアニストが6つの歌曲集を通して2時間超を歌い切る前例のない試みは、大きな反響を呼んだ。翌年の第2弾では4人の歌手が参加し、ショスタコーヴィチの初期から晩年まで、半世紀にわたる作品を辿る内容となった。
今回の公演は「ショスタコーヴィチ歌曲個展シリーズ」の第3弾。規模をさらに拡張し、合唱付きの傑作《反形式主義的ラヨーク》《ステパン・ラージンの処刑》を取り上げる。2025年はショスタコーヴィチが没してちょうど50年を迎える年にあたり、作曲家が生涯にわたり「歌」というジャンルに託した思想と表現を見つめ直す、記念碑的な試みとなるだろう。
日本でショスタコーヴィチの音楽が聴かれる機会は、一部の交響曲やピアノ協奏曲、弦楽四重奏など限られた器楽作品に偏っており、歌付きの作品が取り上げられることはまだ少ないのが現状だ。前回、前々回に引き続き、ロシア音楽の第一人者・一柳富美子氏による解説と字幕を伴った演奏により、作曲家の知られざる側面に光が当たることを期待したい。