「詩」と「映像」という異なる表現、メディアがクロスオーバーする時、そこにはどのような親和性、そして差異があるでしょうか。
詩と映画の両軸で活動する作家、詩を題材として作られた映像、映画を背景に読まれる詩、そしてそれらを意識しないまでも、詩から浮かび上がる情景と、映像から感じられる詩性。様々なフィールドで活動する作家・パフォーマーによる視点から、その片鱗を覗き込んでゆく催しです。
" Ghost Light "
- 詩と映像の湖 -
【日時】
2025年8月24日(日)
開場 15:00
プログラムA 15:30~
プログラムB 18:00~
【場所】
西荻シネマ準備室
〒167-0053 東京都杉並区西荻南3-6-2 2F
(JR西荻窪駅徒歩4分 西荻のことビル2F)
【入場料】
1プログラム ¥1,000-
2プログラム(1日通し券)¥1,500-
チケットの予約、ご連絡は下記フォームよりお願いいたします。
※当日現金決済のみ
予約フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScZQ2BJYodURbRZHmTsAfklA0F3cCVyKZEnQJx9xQxMAc25lg/viewform
※映像作品は全てデジタル上映になります
Web Site
https://ghostlight20250824.peatix.com/
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■プログラムA 15:30~
●映像上映(約60分)
『3分56秒のモラトリアム』/ ムラカミロキ
『今、あしたって言っちゃった』 / 藤井アンナ
『透明な私』 / 村岡由梨
『いどうだいすき』 / 芹沢洋一郎
●ポエトリーリーディング(約30分)
磯尚太郎
柚山颯
PARA
MAJICO
ムラカミロキ
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■プログラムB 18:00~
●「斌(あきら)」映画上映(約40分)
『きらきらした思い出』
『ことばとわたし』
『点いてないストーブ』
●「満粋(Mansui)」映像と朗読パフォーマンス(約30分)
『複数ある宿木のためのカノン 習作Ⅰ』
●「満粋 ✕ 青海賢」トークセッション(約30分)
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西荻のことカフェ/西荻シネマ準備室
〒167-0053
東京都杉並区西荻南3-6-2
Web
https://nishioginokoto.co.jp/
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※開催日を含む土日祝日はJR西荻窪駅に中央線快速が停車しません。総武線各駅停車にてお越しください。
※会場はエレベーターの無いビルの2階になります。階段の昇降に不安のある方は事前にご相談ください。
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■プログラムA
●映像上映
『3分56秒のモラトリアム』(6分)
ムラカミロキ
【作品概要】
「コリオリカは考えていた」昇っては沈む太陽と月の事について、流れゆく月日の事について、流れゆく時間のことについて。コリオリカは、考えていた。日々に紛れ込むわずかな隙と矛盾、その狭間に気付くことができたとして、それを掴まえることは可能であろうか。
【ムラカミロキ MurakamiLoki】
MAKE NOISE FOR SILENCE nzchao.Exp ライブやらないパンクバンド「テープ・リール・フール」 自主制作映画共同企画「NO波」等で活動し、現在は "Void Voice Versist (V3)" "Japanese Alternative Folksinger (JAF)" "Cinematic Experimental Filmmaker (CEF)" として活動。ノイズバンド「3CO2(SANCOTSU)」「shunkick.」メンバー。
SNS:@nzchao
https://linktr.ee/nzchao
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『今、あしたって言っちゃった』(22分)
藤井アンナ
藤井アンナ
たっくん
【作品概要】
川柳作家・嶺脇ルイの一句「竹とんぼ 風は明日を 連れてくる」に応答するかたちで制作した映像作品。「明日」という語を使わずに、「明日」を描くことを試みた。当時吉祥寺に住んでいた友人は、「未来を考えるのは怖い」と言っていた。その感覚こそ、「明日」を描くうえでの出発点になると感じ、制作助手の日雇いアルバイトとして彼にカメラを託した。彼の生活となにげない会話が「明日」の気配や輪郭を立ち上げる。
【藤井アンナ Anna Fuji】
映像作家。日常の断片を記録し続ける中で、私的な情緒を起点に物語的な構造を組み立てている。マサチューセッツ州の州立美術大学で、現役の実験映画やドキュメンタリー作家の指導のもと映像制作を始めた。作品は、日記的なフィクションと形式的な実験のあいだを行き来しながら、「記録された時間」がいかに物質的・情緒的な重みを帯びるかを探求している。手法にかかわらず、すべての作品は主観的な感情経験から生まれている。
Web:
https://www.anafuj.com/
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『透明な私』(11分)
村岡由梨
詩・ドローイング・撮影・編集:村岡由梨
イラスト:鈴木眠
協力:鈴木野々歩・鈴木花
【作品概要】
2020年、世界中が「変化」を余儀なくされた年に、自分の中で変わったもの、変わらないものを確かめたくて書いた詩「透明な私」を元に制作。私が着けた白いマスクは、私のこれまでを写すスクリーンになった。統合失調症を患う私を、時に苦しみ傷つきながら支えてくれる家族。野々歩・由梨・眠・花。「自分とは何者なのか」その答えを探しながら私たち4人は、今日を懸命に生きていく。
詩作品「透明な私」:
https://beachwind-lib.net/?p=25207
【村岡由梨 Yuri Muraoka】
2002年映像作家としての活動開始。一貫してセルフポートレートにこだわった自作自演の映像・写真作品などを制作、出演・美術・撮影などのほとんどを自ら行う。 統合失調症の治療に伴い、2009年より作家活動を休止、2016年に再開。第67回オーバーハウゼン国際短編映画祭グランプリなど国内外で受賞多数。2018年から詩作を始め、第1詩集『眠れる花』で第27回中原中也賞候補、第72回H氏賞候補にあがる。2児の母。
Web:
http://www.yuri-paradox.ecweb.jp/index.html
X(Twitter):@Yurimuraoka
https://x.com/YuriMuraoka/
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『いどうだいすき』(25分)
芹沢洋一郎
【作品概要】
テーマは「移動撮影」。「移動」の面白さは「何かに近づいていく事」と「何かから遠ざかっていく事」が同時に起きることだ。人の目(カメラのレンズ)は前向きにしか付いてないのでこのことには気づきにくい。そこで一組の男女にカメラを持たせ一台の自転車に乗せて撮影することにした。前進移動ゆえに見えてくる何か、後退移動ゆえに見えてくる何かがあるはずだと期待しつつ。
【芹沢洋一郎 Yoichiro Serizawa】
17歳で初作「まじかよ?」(1980)がPFF81入選。奥山順市とロベール・ブレッソンから「主題と手法の一致」を学ぶ。「間男」(1989)がIFF90、「殺人キャメラ」(1996)がサンフランシスコ映画祭で入賞。沈黙期間を経て「サヴァイヴァル5+3」(2016)を20年ぶりに発表しIFF17で観客賞を受賞。IFF2022では、過去作「合成人問」(1993)が丸ごと取り込まれた作品「合成人間のリハビリ」を発表している。
X(Twitter):@sery212
https://x.com/sery212/
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●ポエトリーリーディング
磯尚太郎 Shotaro Iso
柚山颯 Hyate Yuyama
PARA
会社員をしつつ趣味で自作詩を朗読しています。元々映画鑑賞を趣味にしてミニシアターをハシゴしたり自主映画上映会も観賞、作家さんと交流してた事が在りこれが表現活動の原点と認識しています。
X(Twitter):@PARA_no_ia
https://x.com/PARA_no_ia
MAJICO
舞台朗読家、ときどき詩人。言葉と声と体での表現世界をダンサーや音楽家、映像作家、俳優らとのコラボにより追求。近年はソロ活動にて自ら撮影した映像や演奏と朗読による作品も発表。また、即興詩と身体表現など常に新しい何かを模索し続けている。2023年KSJ横浜大会優勝、全国大会出場。
主催公演&イベント「名曲喫茶ヴィオロンLIVE」「からだ と こえ の会」「昼の詩会」
Instagram:@majico_works
https://www.instagram.com/majico_works/
ムラカミロキ MurakamiLoki
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■プログラムB 18:00~
●「斌(あきら)」映画上映・詩朗読
①『きらきらした思い出』(約3分)
出演:黒住尚生/塚田千紘
監督・脚本:斌
<作品概要>
2024年4月、映画のWSがきっかけで製作した作品。 私の大切な記憶を映画にしました。
②『ことばとわたし』(約9分)
出演:愛乃/一條菜々子/塚田千紘/高橋昂大/門坂 崚/篠原治哉/藤原真一/guest musician Banana
音楽:ハク亜キッズ
撮影応援:藤井柊太
監督・脚本:斌
<あらすじ>
周りからちょっと変と思われてる大学生が、日々の生活の中で「ことば」と新たに出会い直していく
③『点いてないストーブ』(約30分)
出演:阿部 角田詩門 塚田千紘
音楽:TOKYO TOWN SHALALA
監督・脚本:斌
<あらすじ>
幼なじみの渚と拓真。大人になっても変わらず過ごす二人だが、渚には伝えられない想いがあった。同僚の友望はそんな渚の話をやきもきしながら聞いている。
【斌 Akira】
東京都在住の詩人、歌人、映画監督。2020年ごろ詩作をはじめる。
2023年5月、第一詩集『何か物足りない時の食後のデザート』、 同年9月歌集『ちゅるきら』を刊行 (いずれも私家版)。 2024年より映画の自主制作も行う。
X(Twitter)/Instagram:@akirakogiku
https://x.com/akirakogiku/
https://www.instagram.com/akirakogiku/
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●「満粋(Mansui)」映像と朗読パフォーマンス
『複数ある宿木のためのカノン 習作Ⅰ』(23分)
監督/出演 : 満粋 Mansui
衣装/出演 : 桶田萌 Moe Okeda
協力 : 山口愛乃 Anon Yamaguchi
【作品概要】
個人における男性性と女性性が穏やかにせめぎ合う、その起こりを感じる。重ねて社会のなかで自由と不自由・平和と争いが背反しつつも、まじまじと存在していることに疑念を覚える。多摩の、森の、静かな場所で、詩を観察すれば、音は生まれ、映像は建立される。私の心は過去(映像)と現在(舞台)をさまよい、苦しくも来るべき未来に向かって詩を詠む。そのための映像パフォーマンス。
【満粋 Mansui】
2001年生まれ。映画監督・詩人。4年ほど前より、映画監督 達上空也氏に師事、のち映画制作を始める。水というモチーフを媒介にしつつ、映画、詩、パフォーマンスを横断する。
22年 初監督作「A Veil」を上映。
23年 音楽家の石原遼太郎氏とともにパフォーマンス「ロバの死体が道を塞ぐ」を上演。同年、詩小説「海底のヴァカンス」を発行。
現在、新作映画上映に向けて準備中。
Instagram:@mansui_film
https://www.instagram.com/mansui_film/
●「満粋 ✕ 青海賢」トークセッション
【青海賢 Suguru Aomi】
1995年静岡県生。古書店オーナー、詩人。メーカー勤務を経て、西荻窪の古本屋にて3年半修行。今年の夏に独立して、詩の本屋・蒼枯(そうこ)を始める。オンラインや催事で販売しながら、実店舗を探している。今年の春に、第一詩集、『西荻詩』・『掛川詩』を刊行。
Web Shop:
https://www.soukobooks.com/
Instagram:@soukobooks
https://www.instagram.com/soukobooks/
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“Ghost Light”
- The Lake of Poetry and Movie -
【Date and Time】
Sunday, August 24th, 2025
open 15:00
Program A: 15:30
Program B: 18:00
【Venue】
Nishiogi Cinema Jyunbishitsu
(Nishiogi Cinema Preparation Room)
2F Koto BLD. 3-6-2, Nishiogi-Minami, Suginami-ku, Tokyo Japan 167-0053
(4-minute walk from JR Nishiogikubo Station, 2nd floor of " Nishiogi no Koto Building")
【Admission】
1 Program: ¥1,000-
2 Programs (All-Day Pass): ¥1,500-
Please use the form below for ticket reservations and inquiries.
※Cash payment only on the day of the event.
Reservation Form
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScZQ2BJYodURbRZHmTsAfklA0F3cCVyKZEnQJx9xQxMAc25lg/viewform
※All screenings are DIGITAL.
Web Site
https://ghostlight20250824.peatix.com/
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■Program A 15:30~
●Screening (60min)
“3fun 56byou no moratorium (Moratorium3'56")” / MurakamiLoki
“Ima, Ashita tte icchatta (Happen to say tomorrow)” / Anna Fujii
“Tomei na watashi (Transparent, I am.)” / Yuri Muraoka
“Idodai suki (I Love Moving)” / Yoichiro Serizawa
●Poetry Reading (30min)
Shotaro Iso
Hayate Yuyama
PARA
MAJICO
MurakamiLoki
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■Program B 18:00~
●“Akira” Screening (40min)
“Kirakira shita omoide (Sparkling Memories)”
“Kotoba to watashi (Words and Me)”
“Tsuitenai stove (The Unlit Stove)”
●“Mansui” Screening and Reading Performance (30min)
“Fukusu aru Yadorigi no tameno Canon, Syusaku Ⅰ (Canon for Multiple Host Trees, Sketch I)”
●”Mansui × Suguru Aomi" Talk Session (30min)
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Nishiogi no Koto Cafe / Nishiogi Cinema Jyunbi Shitsu
Web
https://nishioginokoto.co.jp/
Instagram: @kotobldg
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※On weekends and holidays, including the event date, the "Chuo Line Rapid trains" do not stop at JR Nishiogi Station. Please use the "Sobu Line local trains".
※The venue is located on the 2nd floor of a building without an elevator. If you have concerns about using the stairs, please contact us in advance.
Facebook Event Page
https://www.facebook.com/events/3967168426881598/
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