合唱と古楽器によるバロック音楽の響き
「 バッハとブクステフーデ なきひとによせる音楽 」
2025年 11月2日 ( 日 )
開場 13:30 開演 14:00
益城町文化会館
全席自由◉一般2,500円 学生1,000円
指揮 🔸 田尻 健
演奏 🔹グループ『葦』
演目◉
J.S.バッハ:カンタータ 『神の時こそいと良きとき』
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : “ Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit ” BWV106
J.S.バッハ:モテット 『イエス、わが喜び』
Johann Sebastian Bach : “ Jesu, meine Freude ” BWV227
D.ブクステフーデ:カンタータ『イエス わが命の命』
Dieterich Buxtehude (1637-1707) : “ Jesu, meines Lebens Leben ” BuxWV62 他
演奏会にあたり◑
今回の演目はバッハとブクステフーデによる追悼のための作品であり、旅立つ人と遺され生きる人の「共に生きたい」という実感、理としての生死、救いと してのイエス、そして死はやがて静かな眠りと変わるだろうという慈悲、慰めがしみじみと感じられます。そして葦のリーダーで友、故・中川洋子さんとの縁ある曲でした。2020年コロナ禍中、懸命に闘病されるも叶わず2021年4月旅立たれました。終わりはいつか来るのですが。ある時は災害で、また戦争で、多くの命が失われる時もあり、その一人一人にその方だけの人生があります。今年48周年を迎えるグループ『葦』、それは洋子さんが古井由紀子氏、今まで集ったメンバーと共に古楽の響きを求めて歩んだ日々、音楽の積み重ねの時です。今回信頼する指揮者・田尻健氏、ソプラノ・中川詩歩氏、音楽監督・古井由紀子氏に舵を任せ、音楽で洋子さんへ、また各々が胸に抱く方へこころを寄せる公演としたいと思います。人類の遺産であるバッハとブクステフーデの音楽を精一杯奏で歌い、新たな未来に臨む一歩となりますよう祈ります。
主催 ◑ グループ『葦』
後援 ◑ 熊本県教育委員会
チケット取扱い ◑ 大谷楽器 熊日プレイガイド 熊本県立劇場 益城町文化会館
お問合せ 📩
Z3J1cHBvICEgcmVlZCB8IGdtYWlsICEgY29t 📱090-8627-9920 (船方)
👉10/31 までは、下のチケット予約フォームからも申込みいただけます。
https://ws.formzu.net/sfgen/S844816233/
グループ『葦』 (あし) 🔹 合唱と古楽器アンサンブル
1977 年熊本結成。リコーダー、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、打楽器に歌を加え、ヨーロッパ中世・ルネッサンス・バロック期の作品を九州各地で演奏。多くの自主的なまた古楽器に適した響きの良い会場(教会や歴史的建造物)での音楽会他、九州各地で開催の音楽祭に出演。福岡在住の西洋歴史的舞踊(ヒストリカルダンス)の研究家でありダンサーの古賀穂南美氏と舞踊と音楽をテーマにした公演も回を重ねて行う。九州縁の天正遣欧少年使節に関する演奏会に関わり、その活動には情熱を持ってあたっている。毎月 1 回第二土曜「アンサンブルを楽しもう会」を開催。メンバーは熊本、九州に在住。今年 8 月結成 48 周年、新メンバーも加わり活動中。
田尻 健 (たじり たけし) 🔸 指揮
熊本県出身。関西学院大学法学部法律学科卒業。エリザベト音楽大学大学院音楽研究科宗教音楽専攻修士課程修了。 フランスのオーベルヴィリエ・ラ・クールヌーヴ地方音楽院にてバロック声楽の DEM(音楽研究資格)取得。ヘンデルの「メサイア」、バッハの「ロ短調ミサ」、モーツァルトの「レクイエム」等のソリストを務める。オペラではカヴァッリの「カリスト」パーネ役、ヘンデルの「アルチーナ」オロンテ役、ラモーの「プラテー」テスピス役などを演じる。ベアータ・ムジカ・トキエンシス、古楽アンサンブル コントラポント、Les BaroKments のメンバー。コーロ・ピエーノ客演指揮者。Hiroshima Bach Soloists 主宰。エリザベト音楽大学非常勤講師。
田中 孝子 (たなか たかこ) 🔹 ヴィオラ・ダ・ガンバ
行橋市出身。フランス・グルノーブル国立音楽院古楽器科修了。ヴィオラ・ダ・ガンバを C.アルヌー、チェンバロと通奏低音を A.ピュミール各氏に師事。欧州のマスタークラスにて W.クイケン、M.ミューラー、V.ギエルミ各氏のレッスンを受ける。読売新聞社主催第 74 回新人演奏会出演。2010 年に東京でソロ・リサイタルを開催。以降、関東・仙台・福岡を拠点に演奏及び教育活動を行っている。ブログ:
http://ttakako.blog83.fc2.com
中川 詩歩 (なかがわ しほ) 🔸 ソプラノ、ヴォイストレーナー
エリザベト音楽大学及び大学院修士課程修了。パリ・エコール・ノルマル音楽院高等コンサーティスト科ディプロムを審査員満場一致にて取得。フランス・トゥール地方音楽院や多数のマスタークラスにてバロック声楽を学ぶ。パリ中央室内楽センターや広島交響楽団と共演。近年は濱田芳通&アントネッロの公演に多数出演。熊本と広島に住みながら全国各地で演奏と指導を行なっている。
古井 由紀子 (ふるい ゆきこ) 🔹 リコーダー 、音楽監督
相愛女子大学音楽学部在学中に大阪ダンスリールネサンスアンサンブル創立メンバーとして活動を始める。帰熊後、1977 年木村正和(リュート)、魚瀬明子(チェンバロ)と共に古楽アンサンブルグループ『葦』を結成。今日まで、多くの演奏家に学びつつ、熊本の古楽好きのメンバーに恵まれて活動を続けてきた。
🔸 合 唱 🔸
ソプラノ1 : 本藤久美 村中美香 ※瀬部香織 ※横尾敦子
ソプラノ2 : 髙橋彰子 ※石丸 藍 中川詩歩( 友情出演 )
アルト : 髙木悦予 古莊恵梨 船方公子 ※和田実哲
テナー : 大川 猛 鎌田 嗣 中島 誠 ※加藤隆明
バス : 浜崎泰史 船方浩司 村中孝浩 日笠山吉之 ※松山智浩
🔹 古楽器アンサンブル 🔹
リコーダー:古井由紀子 髙木ちかこ
ヴィオラ・ダ・ガンバ:田中孝子(客演) ※井上曜子
チェンバロ:右ノ子万里奈
オルガン:角田耕治
※賛助出演