神戸映画資料館ホームページ
https://kobe-eiga.net/programs/2201/
2025年8月16日(土)〜19日(火)
納涼!神戸まんが映画まつり イラスト:かねひさ和哉
16日(土)
13:30 サイレント傑作選[生伴奏]+かねひさ和哉トーク ◎
16:00 フライシャー① ベティの世界 ◎
16:50 フライシャー② ポパイの世界 ◎
17日(日 )
13:30 日本まんが映画・戦前編 ◎
14:25 日本まんが映画・戦後編 ◎
15:25 NOBODY KNOWS バワーズ ◎
18日(月 )
11:00 NOBODY KNOWS バワーズ ◎
13:30 フライシャー① ベティの世界 ◎
14:20 フライシャー② ポパイの世界 ◎
15:15 日本まんが映画・戦前編 ◎
19日(火 )
13:30 フライシャー① ベティの世界 ◎
14:20 フライシャー② ポパイの世界 ◎
15:15 日本まんが映画・戦後編 ◎
世代も時代も踏み越えて
いざゆけマンガ・オンパレード!
約120年にわたって、アニメーションは時代の流れに翻弄されつつ世界各地で親しまれてきた。今回は「まんが映画まつり」と題して、1920-50年代に公開された国内外の短編アニメーション映画を特集する。時代や世代の壁を越えて、アニメーションという映像技術が創り上げた豊かな世界を「発見」する祭りとしたい。
かねひさ和哉(プログラムディレクター)
① サイレントカートゥーン傑作選~ビフォア・ミッキーマウス 生伴奏・トーク付き上映
TM & © 2025 FSI
『マットとジェフの犬騒動』Dog Gone(1926/6分)Mutt&Jeff
『ココと地球操縦』Koko’s Earth Control(1928/8分)Inkwell Imps
『ココとお巡りさん』Koko The Kop(1927/6分)Inkwell Imps
『ココのねこ騒動』It’s the Cats(1926/9分)Inkwell Imps
『フェリックスの喰いしん坊』Dines and Pines(1927/7分)Felix the Cat
『きれいなネコにはトゲがある』Comicalamities(1928/7分)Felix the Cat
計45分 Fabulous Fleischer Cartoons Restored 提供
サイレントカートゥーンにおける最高のスターと言えば、パット・サリバンとオットー・メスマーの『猫のフェリックス』であろう。個性を備えたキャラクターの魅力、奇想天外なアイデアに満ちている『フェリックス』に加えて、『インク壺小僧』『マットとジェフ』など1920年代を代表するサイレント・カートゥーンの世界を一挙にご覧あれ。
伴奏:イマイアキ(ピアノ)
トーク:かねひさ和哉
アニメーション作家・アニメーション研究家。2001年生まれ。幼少期よりアメリカの短編カートゥーンを愛好し、2022年よりアニメーション制作活動を開始。現代社会を昭和30-40年代のテイストで表現したアニメーションが話題を呼ぶ。代表作に「はいよろこんで」ミュージックビデオなど。
TM & © 2025 FSI
② おかしなおかしなフライシャーな世界その1・ベティ・ブープの世界
『お化けオン・パレード』Swing You Sinners!(1930/8分)Talkartoons
『ベティの仮面舞踏会』Mask-A-Raid(1931/6分)Talkartoons
『ベティ博士とハイド』Betty Boop, M.D.(1932/7分)Betty Boop
『ベティの地球競売』Betty Boop’s Ups and Downs(1932/7分)Betty Boop
『ベティの山男退治』The Old Man of the Mountain(1933/7分)Betty Boop
監督:デイブ・フライシャー
フライシャー・スタジオ
計35分 Fabulous Fleischer Cartoons Restored 提供
1930年にデビューし、ヘイズ・コードが施行されるまでの約4年間にわたってジャズとナンセンスの洪水でアニメーション史を彩ったベティ・ブープ。本プログラムではベティ主演作を中心に、トーキー時代初期の破天荒なフライシャー世界を象徴する傑作を5作セレクトした。
©KFS ™ Hearst
③ おかしなおかしなフライシャーな世界その2・ポパイの世界
『ポパイの夢遊病御難』A Dream Walking(1934/7分)Popeye the Sailor
『ポパイのパパを訪ねて』Goonland(1938/8分)Popeye the Sailor
『ポパイと船乗りシンドバッド』Popeye the Sailor Meets Sindbad the Sailor(1936/16分)Popeye Color Features
『クツのお家の子供たち』The Kids in the Shoe(1935/7分)Color Classics
監督:デイブ・フライシャー
フライシャー・スタジオ
計38分 Fabulous Fleischer Cartoons Restored 提供
1933年からスタートした『ポパイ』シリーズは、E・C・シーガーによる原作漫画の荒くれた世界観を見事に映像化した、フライシャー後期の代表作である。本プログラムではポパイ3作に加えて、近年フィルムが復元された二色式テクニカラー作品『クツのお家の子供たち』も上映する。
④ 日本まんが映画まつり・戦前編
『動絵狐狸達引』P.C.L.録音版(1933/11分)大石郁雄
『森の野球団』(1934/8分)原田誠一
『新版 月の宮の王女様』西川発声版(1934/11分)村田安司
『ちんころ平平玉手箱』(1936/8分)大藤信郎
16mmまたはデジタル上映 計38分 神戸映画資料館 提供
1930年代の日本アニメーションを様々な角度から紹介する。『動物狐狸達引』『ちんころ平平玉手箱』は日本的な題材とアメリカ的なナンセンスが調和した快作。村田安司の切り紙アニメーションが美しい『月の宮の王女様』は戦後に三木鶏郎が音楽を担当した新版を上映する。
⑤ 日本まんが映画まつり・戦後編
『魔法のペン』(1946/11分)熊川正雄
『森の騒動』(1947/14分)前田一
『森の音楽会』(1953/10分)芦田いわを
『子うさぎものがたり』(1954/15分)森康二
16mmまたはデジタル上映 計50分 神戸映画資料館 提供
戦後日本におけるアニメーション表現の「復興」をテーマに、様々な作品を紹介する。焼け跡のバラックに住む少年が魔法のペンで街を蘇らせる夢を見る『魔法のペン』から、森康二の初監督作『子うさぎものがたり』まで、貴重な映像で戦後アニメーション史を追う。
⑥ NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇
©FPA
『とても短い昼食』The Extra-Quick Lunch(1918/6分)
『オトボケ脱走兵』A.W.O.L. or All Wrong Old Laddiebuck(1918/6分)
以上、伴奏音楽: OTOWA-UNIT
『たまご割れすぎ問題』Egged On(1926/23分)
『全自動レストラン』He Done His Best(1926/23分)
『ほらふき倶楽部』Now You Tell One(1926/21分)
『怪人現る』There It Is(1928/22分)
以上、伴奏音楽:塩屋楽団 + Solla
監督:チャーリー・バワーズ
計106分 提供:FPA
本プログラムで上映する喜劇映画は「まんが映画」の枠から外れるのではないか、と思う人もいるかもしれない。だが作品を観れば、このプログラムが「まんが映画大会」に組み込まれている理由が見えてくるだろう。元アニメーターの怪人・バワーズによる、アニメーションを用いたトリックが見どころの奇妙奇天烈な喜劇映画を4作セレクト。アニメーター時代のバワーズが制作したアニメーションも2本上映する。
記載以外はデジタル上映
企画:いいをじゅんこ(クラシック喜劇研究家/古典喜劇映画上映委員会委員長)
プログラムディレクター:かねひさ和哉(アニメーション作家・アニメーション研究家)
《料金》1プロあたり(当日2プロ目以降は100円割引)
②③④⑤ 一般:1000円 ユース(25歳以下):600円 会員:800円
伴奏・トーク付き上映(①) 一般:2500円 ユース(25歳以下):1500円 小学生:1000円 会員:2000円
チャーリー・バワーズ(⑥) 一般:1800円 ユース(25歳以下):1300円 会員:1500円
*未就学児は無料
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号を神戸映画資料館までお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
神戸映画資料館
aW5mbyB8IGtvYmUtZWlnYSAhIG5ldA== 078-754-8039
主催:古典喜劇映画上映委員会、神戸映画資料館
協力:Fabulous Fleischer Cartoons、溝渕一夫
You may also like the following events from 神戸映画資料館:
Also check out other
Kids events & activities in Kobe.