【映画上映会】GAZA STROPHE 広島市(広島駅徒歩10分), 1 November | Event in Hiroshima | AllEvents

【映画上映会】GAZA STROPHE 広島市(広島駅徒歩10分)

Quena Kim Hrs

Highlights

Sat, 01 Nov, 2025 at 10:30 am

広島県 広島市 東区

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Date & Location

Sat, 01 Nov, 2025 at 10:30 am (JST)

広島県 広島市 東区

広島県広島市東区中山南1丁目26−4, Hiroshima, Japan

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【映画上映会】GAZA STROPHE 広島市(広島駅徒歩10分)
 
2023年10月中旬、イスラエルによるガザ地区への軍事攻撃開始から10日後、監督のケリディン・マブルークからショートメッセージが届いた。「撮影から10年以上経ってもこの映画が今日的意義を持つとは思わなかった」と。
パレスチナの人々は常に西洋の視点から描かれ死亡者数という数に還元されてきたが、一人一人の顔を描き世界に伝えることがこの作品の第一の目的だったと振り返り、「パレスチナには世界の問題が凝縮されている」と強調する。
本作はガザの地で生きる人々の姿を丁寧に描きながら、同時にパレスチナ問題の背景にある西洋諸国による二重基準、構造的暴力について浮かび上がらせる。
多くの人々が、これは明らかにジェノサイドだ、と声を上げる悲惨な状況が続く中、人々の姿と歴史を知ることから変わる可能性を問いかける。

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以下、映画等カルチャー評論雑誌nobodyサイトより。
 
 2008年12月28日からイスラエル軍によるガザへの軍事攻撃が始まり、この攻撃は翌2009年1月18日まで続いた。イスラエル軍による空爆の続く2009年1月1日に、ガザに暮らすある人物は世界に向けて次のように発信していた。「死がガザを覆い尽くしている。嘆きと哀しみが2009年という新年の挨拶なのだ。/血と大量の死体の匂いがする! 毎分のように悪い知らせが新たに届く。(中略)どこに行けばいいのか、どこに隠れればいいのか、誰にも分からない! イスラエルの攻撃のもとでは、安全な避難場所などどこにもありはしない」(サイード・アブデルワーヘド『ガザ通信』、岡真理+TUP訳、青土社、2009)。2024年4月の時点からすれは、これらの言葉が記されたのが2009年だったことを銘記すべきだろう。
 『ガザ=ストロフ』は、攻撃がいったん停止した直後に、パレスチナ人権センターのメンバーと共にガザに入ったチームによって撮影された映像から作られている。撮影チームは、ガザの幾つもの土地をめぐりながら、被害を受けた建物や人々を訪ねる。
 『ガザ=ストロフGaza-strophe』というタイトルはガザGazaとカタストロフCatastropheという2つの言葉を組み合わせたものだが、ここでは、カタストロフという言葉の中にガザが組み込まれている。つまり、『ガザ=ストロフ』というタイトルが示すのは、ガザがカタストロフの中にあるということだ。ガザでは、本来は例外的な大惨事であるはずのカタスロトフが常態化してしまっている。この異様な事態を「ガザ=ストロフ」というタイトルは端的に示している。
 『ガザ=ストロフ』を見ると、登場する何人もの人物たちが同じような問いを発していることが強く印象に残る。その問いは、「なぜ?」というものだ。「なぜ、これほど悲惨なことが起こるのか?」、「なぜ、私たちはこれほどひどい目に遭わなければならないのか?」と怒りを滲ませながら何人もの人物たちが問う。このような問いは、映画に登場する人物たちが撮影隊に向けて発しているばかりではなく、映画そのものが映画を見る者に向けて発しているかのようだ。おそらく、現在のガザで生活する人たちも同じような問いを発していることだろう。さらに言うならば、同じような問いを、1948年のイスラエル建国以来、パレスチナの人々がこれまでに数限りなく発してきたことだろう。
 マフムード・ダルウィーシュの詩が『ガザ=ストロフ』では何度も引用されているのだが、エドワード・サイード『パレスチナとは何か』の原題"After the Last Sky"もダルウィーシュの詩の一節を引用したものだった。エピグラフに掲げられたその一節は次のようなものだ。「最後の辺境も果てた後に私たちはどこに行けばよいのか/最後の空も尽きた後に鳥たちはどこを飛べばよいのか」。ガザでは2007年からイスラエルによる封鎖が続いており、2023年10月7日以降はイスラエルによる攻撃が続いているのだが、ダルウィーシュの一節をふまえて、次のように記すべきかもしれない。最後の家が破壊された後に人々はどこで暮らせばよいのか、最後の食が尽きた後に人々はどうやって飢えをしのげばよいのか、最後の水が果てた後に人々はどうやって渇きを癒せばよいのか。
 『オリエンタリズム』などの著作で西洋による中東の表象を批判的に分析したサイードは、『パレスチナとは何か』において、パレスチナ人としての自らのアイデンティティに忠実に、パレスチナという土地の歴史とそこに生きる人々の姿と個人的記憶を描いている。この本には写真家ジャン・モアがパレスチナで撮影した写真が数多く収録されているのだが、最後に収録されているのは、写真家に向けてカメラを向ける子どもたちの写真だ。その写真を念頭にサイードは次のように記している。「私たちは、自分を観察する人々を見詰めてもいるのだ。(中略)私たちは私たちで、眼を光らせているし、吟味・評価・判断を行なうことに抜かりはないのである。私たちは、誰かの対象[客体]などにとどまるものではない。その理由が何であろうと、私たちを眺めたがってきた相手に対しては、その相手が誰であろうと、その前に受動的に立ち尽くす以上のことを私たちは行なうのだ」(島弘之訳、岩波現代文庫、2005)。
 実際、『ガザ=ストロフ』の被写体となる人物たちは、哀れな犠牲者としてステレオタイプ的に見られたり描き出されたりする客体にはとどまらない。彼らは、何者かによって表象されるのではなく、自らの主張とともに自身の姿を現している。彼らが語る言葉からは、嘆きと怒りばかりではなく、そこかしこに冷静な知性と痛烈なユーモアが感じられる。終盤に収められた、一人の老人による長いスピーチは、西洋が作り出した「人権」や「人間性」という概念がはらむ欺瞞を厳しく告発したものであり、『ガザ=ストロフ』を見る者に容赦なく自省を迫るだろう。
https://www.nobodymag.com/journal/archives/2024/0430_1459.php 中村修七)
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三原市に住む女性の発案で、広島市の女性が加わり、2名で企画しました。
 
大々的に何か特別なことができているわけではありませんが、
パレスチナのジェノサイドと同時代を生きる私たちが、
生活の中で、個人として細々とでも、何か自分にできることをするおこと、
誰もが、自分の日々の生活の中で、ジェノサイドに加担しないこと、
それが大切なのではないかと考えています。
 
映画見て、パレスチナ、ガザの惨状について知るだけでなく、
普段静かに平凡に暮らしていても、実は同じ思いを持つ広島・三原の人たちが、互いに話し、繋がれる機会になればいいと思っています。

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上映には映像の貸借代や会場費等、経費が掛かります。
入場料(資料代・運営費)のにご協力ください。

ただし、関心をお持ちの方で経済的な事情がある方は、遠慮なく、以下の中から可能な金額をお選びください。
 
私たちが目指すのは、パレスチナの解放・平和だけではありません。
あらゆる差別や暴力、不条理のない社会を目指します。

様々な方のお越しをお待ちしています

【入場料(資料代・運営費)】
◆ 1000円 : 特段の理由がなければこちらでお願いします
◆~500円 : 学生、無職、非正規雇用、障害がある方、子育て・介護中の方など。200円~歓迎

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