ゴルトベルク変奏曲
音楽の神秘への旅
今年もまたゴルトベルク変奏曲とともに旅に出る季節がやってきました。
ゲーテが「バッハの音楽は創造以前の神自身との対話である」と述べたことを信じるならば、「ゴルトベルク変奏曲」はその対話が最も深まる瞬間と考えられる音楽の極致とも言える作品です。自己探究と情熱、秩序と自由、遊び心と厳格さが織り交ぜられ、私たちを異次元の世界へと誘います。
各変奏は、数学的な精緻さを持ちながらも、個々の感情や人生の瞬間に響き、まるで私たち自身の物語を映し出しているかのようです。この作品の真の魅力は、演奏するたびに新しい表情を見せること、響きの中に潜む無限の可能性、時間の流れを超えた対話が、聴く人それぞれに訴えかけます。 この特別なひとときを、ぜひ皆さまと分かち合えれば嬉しく思います。
2025年3月23日 菊池洋子
名称:LURUHALL10周年記念
菊池洋子ピアノリサイタル
毎年旅する~J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲
日時:2025年8月3日(日)開場13:00 開演13:30
お茶会15:30~16:00
会場:LURUHALL
出演:菊池洋子(ピアノ)
【演奏チケット】前売6000円 当日7000円(限定33席)
【お茶会付チケット】前売7500円(ドリンク、ヴィーカンスイーツ付)
終演後ホール2Fのカフェ
The plant based DOLCEで演者と共に
https://www.theplantbaseddolce.info/
電話申しこみ:LURUHALL(073-457-1022 11-17時 木定休)
WEBとりおき:
https://torioki.confetti-web.com/form/3987
※昨年の演奏会で早割申込の方は、
演奏5000円、お茶会付6500円です。
=プログラム=
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
※休憩なし 約80分
=プロフィール=
菊池洋子(ピアノ)
2002年第8回モーツァルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝、一躍注目を集めた。その後、ザルツブルク音楽祭に出演するなど国内外で活発に活動を展開し、いまや実力・人気ともに日本を代表するピアニストの一人である。
前橋市生まれ。故田中希代子、故林秀光の各氏に師事。桐朋学園女子高等学校音楽科卒業後、イタリアのイモラ音楽院に留学、フランコ・スカラ、フォルテピアノをステファノ・フィウッツィに師事。
国内主要オーケストラとの共演をはじめ、ザルツブルク・モーツァルテウム管、ハノーファー北ドイツ放送フィル、ベルリン響等と共演。ザルツブルク音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭等、世界の著名な音楽祭にも度々招かれる。
2009年、2018~2019年には、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲をフォルテピアノとモダンピアノを用いて演奏するといった意欲的な企画に取り組み好評を得た。
バレエとのコラボレーション公演にも積極的に出演し、ディアナ・ヴィシニョーワや吉田都、上野水香ほかと共演。CDはモーツァルトを中心としたソロ作品のほか、ホルンの世界的名手ラデク・バボラークと共演したアルバムもリリース。2023年には「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」、「子守歌ファンタジー」をリリース。とりわけ「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」は毎年演奏会で取り上げ、「人生をゴルトベルクとともに歩んでいく」という。
前橋市Presents 舞台芸術祭芸術監督。第1回上毛芸術文化賞(音楽部門)受賞。2007年第17回出光音楽賞受賞。2023年3月よりウィーン国立音楽大学にて後進の指導に当たる。
菊池洋子オフィシャルホームページ:
http://www.yokokikuchipf.com/
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