WRAP®(Wellness Recovery Action Plan=元気回復行動プラン)は、アメリカで精神的な困難を抱えた人たちによってつくられました。自分らしくあり続けるための知恵や工夫を蓄積して、自分で作る自分のためのリカバリープランです。
昨年、わたしたちは対人援助に関わる人々が集まってWRAP®を学ぶ定期クラスを開きました。人がすこやかでいられるようにと関わるケアの場面で、しかし、どうしようもなく疲れ傷ついてしまうことがある。自分も相手も大切にしながら、関わりを続けていくためにはどうしたらいいのか。疲れ果てて自分自身が分からなくなったときに、助けてくれる道具や孤独にならずに一緒に考えてくれる仲間がほしいと思ったからです。
定期クラスで互いの知恵や工夫を話すこと、誰かが自分自身を大切にしようとする語りに触れることは、それ自体がとても力の湧いてくるかけがえのない時間でした。日々の生活の中で道具として使い、書きかえながら深めていくという、WRAPを学ぶことの奥深さを実感しました。
今年はそんな学びの時間を対人援助職に限らない「この街で暮らすいろいろな人」と一緒に持てたらと思い、対象を問わず参加者を募集します。
まずはお気軽にこの体験ワークショップにご参加ください!
▼日程
①2025年7月26日(土)18:30-20:30
②2025年8月8日(金)18:30-20:30
* 各回は同じプログラム内容ですが、集まった人によって異なる体験ができると思います。両日の参加も歓迎です。
▼場所
浜松復興記念館(静岡県浜松市中央区利町304-2)
http://fukkoukinenkan.com/access.html
▼対象
自他を大切に、私らしく生きたいと願うすべての人
▼各回定員
15名
▼参加費
1,500円
▼申込みフォーム
https://forms.gle/7Swobe2YFzteQxwS7
▼案内人
◎菅沼映里(すがぬま・えり)
長年、精神科領域で地域生活支援の作業療法に従事。一方で25年前に海外旅行で出会ったインド家庭料理やアーユルヴェーダの魅力に虜になり、何度も現地で料理や文化を学ぶ。2018年-2024年、静岡大学浜松キャンパスの近くで、テイクアウト専門のインド料理店ammikkalを経営。現在は、インド料理・アーユルヴェーダ料理教室、冷凍カレー製造卸、漬物製造販売、イベント企画など行う。最近では、スズキ自動車自動車のインド人社員向けの社員食堂ベジタリアンメニュー開発に携わる。一方で、外国人生活・医療支援と地域づくり活動をしている。
◎伊藤京(いとう・みやこ)
看護師免許取得後、神奈川の総合病院精神科病棟に勤務。病院での支援の限界を感じた頃にWRAPと出会い学ぶが、しばらく自分のWRAPはお蔵入りとなってしまう。その後浜松に転居し精神科クリニックで訪問看護の仕事をスタート。子育て、家のこと、仕事で自分を見失う最中にWRAPと再び出会いその力に魅了され、浜松にリカバリーとWRAPが広がったらいいなと夢見ています。
▼昨年の定期クラス参加者の声
「職場も専門分野も異なるひとたちと学ぶことが楽しかったです」
「一人ではなく他の人と学ぶことで自分の思ってもいない視点の気づきもあり面白かった」
「なかなか普段は自分の話をする機会がないので、自分に向き合う貴重な時間だった」
▼主催・お問い合わせ
ケアのよりあい
メール|
Y2FyZW5veW9yaWFpIHwgZ21haWwgISBjb20=
電話|080-6003-1669(ササキ)
*「ケアのよりあい」は、医療・福祉分野で日々当事者と向き合う対人援助者とOBの有志グループです。
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