2025.08.30-31『経験の輪郭 - ヴァレンティン・コロトケーヴィチ コンタクトインプロビゼーションWS』
"Contours of Experience - Valentyn Korotkevych Contact Improvisation WS"
コンタクト・インプロビゼーションというアートフォームの中で、感覚や意思、運動や身体の関係性を詩的な言葉で探求する、ヴァレンティン・コロトケーヴィチ氏のWSを福岡で開催!
ダンサーやパフォーマー、ボディワーカーや人と接するお仕事の方まで、経験問わずご参加いただけます。様々な身体の気づきを受け取ってみてください!
●日時 ーーーーーーーー
2025年
8月30日(土)
クラス1:13:30–16:00
クラス2:16:30–19:00
ジャム/ラボ1:20:00–21:00
8月31日(日)
クラス3:13:30–16:00
クラス4:16:30–19:00
ジャム/ラボ2:20:00–21:00
●参加費 ーーーーーーーー
2日通し早割:16,000円(8/7までの申込)
2日通し通常:18,000円
1日通し:9,500円
クラス単発:4,400円
ジャム:1,500円
◎25歳以下チケット
2日通し:13,000円
1日通し:7,000円
●会場 ーーーーーーーー
原田会館(JR箱崎駅から徒歩12分)
福岡県福岡市東区原田2-22-32
●お申込み ーーーーーーーー
以下フォームからお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSexLXXTrrahLHITO2NAcruoJsQLQ0eRSdlMYo3FCY_-TkV3mA/viewform
※参加申込み、またお問合せいただいた方には、ヴァレンティン氏による今回のテーマ "Contours of Experience"についてのテキストをお送りします。
●お問合せ ーーーーーーーー
メッセンジャー m.me/moteao (山本泰輔)
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●今回のテーマ『経験の輪郭 Contours of Experience』について
コンタクト・インプロビゼーション(CI)は、多領域的なアートフォームの中で、とても謙虚ながら深遠な可能性を持っています。
集中した注意と身体の質量を使って、旅するリサーチのフレームが生まれます。
このリサーチでは、《ネガティブスペース(空間の余白)》に着目します。
視覚芸術の概念からヒントを得て、この言葉を「中心の周りを踊る」感覚へと変換し、追いかけていきます。
CIは、満たされた感覚(飽和)と、努力のいらない軽やかさの両方に出会ってきました。
この二つは矛盾するように思えて、実は切っても切れない存在。
拡張と収縮というダイナミズムは、呼吸と同じく、私たちにとって不可欠なものです。
その相反するものたちが出会う「間」にこそ、CIの魅力があります。
重さ・意図・注意を分かち合うプレイフルな言語のなかで、
「あいだ(in-between)」に生きるこのダンスの体験の輪郭を、私たちは共に描いていきます。
対象レベル:初級〜中級
特徴:感覚の探求・中心と中心の対話・方向性の探査
ヴァレンティン・コロトケーヴィチ
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●コンタクト・インプロビゼーションとは
1970年代初頭にアメリカで始まったコンタクト・インプロビゼーション(CI)は、簡単には定義できない表現形態です。芸術とスポーツ、フォークダンス、瞑想、セラピー、遊び、そして振付の技法としても受け止められてきました。そのどれもがCIの一側面を表しています。
この技法は、重さの共有や触覚、運動量・慣性・カウンターバランスといった身体に働く物理的な力に基づいており、動く身体同士の即興的な対話を核としています。
CIは本質的に即興であるがゆえに、参加者は流れるようなリフトから地に根ざしたロールまで、パートナーや空間に応答しながら多様な動きを探求することができます。CIは単なる身体的な技術以上のものであり、身体を通じた対話でもあるのです。
●講師プロフィール
ヴァレンティン・コロトケーヴィチ
Valentyn Korotkevych(@valevych)
ウクライナ系カナダ人のソマティックセラピー実践者。スポークンワードとムーブメントを軸とするアーティスト。
彼のアプローチは、ポリヴェーガル理論やディープティッシュマッサージの知見、そして身体と心がひとつの有機的なシステムとして在ることの詩的な感覚を統合したもの。
ヨーロッパやアジア各地のフェスティバルでもファシリテーションを行っている。
Valentynのコンタクト・インプロビゼーションへのアプローチは、内省・思索・誠実さ・包容力・そして相互的なケアの感覚を根底に持っている。
カナダでは7年以上にわたり暮らし、映画芸術を学び、繊細なインディペンデント映画を制作して高い評価を受けた。
その創作の過程で、自身のアイデンティティを、アート・ムーブメント・セラピー・詩性の融合という媒体の中に見出していく。
現代における「バランスの取れた在り方」を追い求めながら、生きることそのものを表現へと昇華させているアーティスト。
#contactimprovisation