世界遺産と潜伏キリシタンに関するイベントのお知らせです
当日参加できますが、グーグルフォーム又はQRコードからも申し込みできます
「フランシスコ教皇から託された使命を果たすために」
~潜伏キリシタンの遺産の継承に向けて~
1. 開催趣旨:
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録をご支援いただいたことへの感謝をお伝えするため、昨年11月にヴァチカンを訪問し、特別謁見の機会を得ました。その際、フランシスコ教皇より、長崎の潜伏キリシタンの歴史と遺産は世界にとって偉大なものであるとの温かいお言葉をいただきました。
また、この遺産が適切に保存されるだけでなく、貴重な宝を世代から世代へと受け継いできた多くの日本のキリシタンの忠実さの生きた証となることへの強い願いを示されました。 この教皇からのメッセージに応えるため、本イベントでは、潜伏キリシタンが、長い苦難と忍耐の歩みを通じて伝え継いできた有形・無形の価値を深く掘り下げます。
潜伏キリシタンの遺産は、単なる過去の物語にとどまらず、現代を生きる私たちに多くの示唆を与えてくれます。彼らが守り抜いた信仰、共同体の絆、自然との共生といった価値観は、混迷を深める現代においてなお、我々の心の拠り所となりうるものです。 本イベントが、潜伏キリシタンの尊い歩みに光をあて、その遺産が未来へ継承されていくための一助となることを願っています。
フラシスコ教皇のメッセージ
https://www.vatican.va/.../20241130-hidden-christians.html
2. 開催日時: 2025年9月23日(火) 14:00~17:00頃
3. 会場: 上智大学6号館 301教室 (住所:東京都千代田区紀尾井町7-1)
4. 主催: 禁教期のキリシタン研究会 上智大学キリシタン文庫
5. 後援: 長崎国際大学ほか
6. 参加費: 資料代等として 1,000円 (※任意でのご寄付も受け付け)
7. 参加申し込み方法: Web申し込みフォームは、スマホからは右のQRコードから
パソコンからは、
https://forms.gle/LZVsYKHafUtvi81MA 当日、会場受付も可能です。
8. プログラム:
司会:永尾亜子(フリーアナウンサー、長崎県上五島町出身)
1. 開会挨拶・趣旨説明 14:00 - 14:15
高祖 敏明(禁教期の潜伏キリシタン研究会会長・聖イグナチオ教会主任司祭)
川村 信三(上智大学キリシタン文庫所長・上智大学文学部史学科教授)
2. 講演1: 「教皇フランシスコが私たちに遺した遺言とその生かし方〜素晴らしい出会いを振りかえて」〜
レンゾ・デ・ルカ神父(日本二十六聖人記念館館長) 14:15 - 14:45
3. 講演2: 研究映像「絹のオラショ(今日の御志き)の解読・映像化」上映と解説 14:45 - 15:15
田淵 俊彦(桜美林大学芸術文化学群ビジュアルアーツ専修教授)
4. 休憩 15:15 - 15:35
5. 講演3: 「潜伏キリシタンの思いと記憶を残すために」 15:35 - 16:05
柿森 和年 (阿古木隠れキリシタンの里代表)
6. 講演4: 「潜伏キリシタンの記憶を風景で伝える」 16:05 - 16:35
下間 久美子 (國學院大學 観光まちづくり学部 教授)
7. 質疑応答 16:35 - 16:55
8. 閉会挨拶 16:55 - 17:00