11/16  Vol.87 哲学カフェxミュージアム 日本のポップカルチャーは「民族(ネイション)」の呪縛を超えるか?, 16 November

11/16 Vol.87 哲学カフェxミュージアム 日本のポップカルチャーは「民族(ネイション)」の呪縛を超えるか?

FACTORY ART MUSEUM TOYAMA

Highlights

Sun, 16 Nov, 2025 at 01:00 pm

3 hours

FACTORY ART MUSEUM TOYAMA

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Date & Location

Sun, 16 Nov, 2025 at 01:00 pm to 04:00 pm (JST)

FACTORY ART MUSEUM TOYAMA

富山県高岡市福岡町荒屋敷525, Takaoka, Toyama, Japan

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About the event

11/16 Vol.87 哲学カフェxミュージアム 日本のポップカルチャーは「民族(ネイション)」の呪縛を超えるか?
2025年哲学カフェ 年間テーマ:
「私たちは日本人としてどう生きるべきか?」


現代世界において、
日本を取り巻く状況は
かつてないほど複雑で不安定です。

西洋社会ではポピュリズムが台頭し、
その背後には「西洋の自死」とも言える
深刻な自己懐疑が見え隠れします。

一方、中国やロシアといった大国、
そしてグローバルサウスと呼ばれる発展途上国は、
それぞれ異なる価値観と
現実的なパワーバランスを模索しています。

このような中で、
日本はどのような立ち位置を取るべきか。

そして、私たちは日本人として
どのように生きるべきか

――この問いを、2025年の哲学カフェの
年間テーマとします。

この問いに答えるためには、
日本の文化的背景や哲学史に根ざした
私たちの特性を深く見つめ直す必要があります。

同時に、西洋哲学史や他文化との比較を通じて、
日本的な特性を浮かび上がらせ、
それを行動の根拠とする試みを行います。


第87回テーマ:
テーマ: 日本のポップカルチャーは
「民族(ネイション)」の呪縛を超えるか?


年間テーマ
「日本人としていかにして生きるべきか?」を掲げ、
探求を続けてきた哲学カフェも、
いよいよクライマックスの季節を迎えます。


前回(10月)は、『民族とは何か?』を手がかりに、
「民族(ネイション)」という概念が、
実は近代国家によって「発明」された
フィクションであること、
そしてその成立の論理が、
必然的に「他者」を排除する
暴力(民族浄化や植民地主義)を
内包してきたことを学びました。


一方で私たちは、この一年間(特に4月〜8月)、
西洋近代の論理(ゲシュテル)とは異なる道筋を、
日本の「ものづくり」の精神に見出そうと試みてきました。

西田幾多郎の「行為的直観」や「場所」、
ユク・ホイの「宇宙技芸」といった概念が、
その探求のキーワードでした。


11月のカフェでは、
これら二つの大きな補助線
(関曠野の近代批判 と 西田・ユク・ホイの場所の哲学)を
手に、現代日本が世界に放つ
最強の「現象」=ポップカルチャー(アニメ、マンガ)の
哲学的意味を問います。


この巨大な文化的力は、
一体どちらの産物なのでしょうか?


それは、「民族」の物語の現代的な反復
(=文化ナショナリズム)なのでしょうか?


それとも、私たちが可能性を見出してきた、
日本という「場所」に根差した
「ものづくり」の実践(=行為的直観、宇宙技芸)の
産物なのでしょうか?


当日は、『ONE PIECE』や
『初音ミク』の創造プロセスに見る「行為的直観」の姿や、
『ポケモン』が生み出す「ファンダム」という
「民族」とは異なる共同体の可能性を探ります。


しかし、現実は単純ではありません。

『進撃の巨人』は、
香港では「自由の象徴」と受け止められ、
韓国では「帝国主義の亡霊」として拒絶されました。

この事実は、ポップカルチャーが
「場所」の論理から生まれても、
ひとたび世界に出れば、
瞬時に「民族」や「歴史」という
近代の強力な磁場に捕捉されてしまう
「二重性」を示しています。

この「二重性」こそが、
私たちが最終回で向き合う「ナショナリティ」の核心です。


年間テーマの集大成となる12月最終回
「SDGs~世界の中の日本:
インターナショナリティとナショナリティ~」を前に、
この最も現代的で複雑なテーマについて、
皆様と深く対話できることを楽しみにしております。



専門的な知識は不要です。

日常で感じる違和感や、
ふとした疑問を手がかりに、
自由な対話を通じて共に思考を深めていきませんか。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。


*****************************

哲学カフェとは、
哲学的なテーマについて気軽に話し合う場です。

専門知識や経験は必要ありません。

自分の思いや感じたことを
素直に表現するだけで大丈夫です。

ファシリテーターが進行をサポートしますので、
初めての方も安心して参加できます。

発言をしなくても
聞いているだけでも大丈夫です。
途中退席も可能です。

どうぞお気軽にご参加下さい。

日時:11月16日(日)13:00~16:00
参加費:
 会場参加 会員¥1,000、非会員¥1,500
 オンライン参加 会員¥500、非会員¥800

場所:FACTORY ART MUSEUM TOYAMA
(〒939-0131 富山県高岡市福岡町荒屋敷525-9

お申込み方法:
  https://my-site-100171-103861.square.site/

※※オンライン参加のお申込みについて※※
期限は開催日3日前の木曜日です。
配信準備のため当日のお申し込みには対応できかねます。
事前のお申込みにご協力のほどよろしくお願いいたします。


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