2025 長野県考古学会 秋季大会
シンポジウム 香坂山遺跡からさぐる日本列島 現生人類の起源
約37,000年前の年代が出され、日本列島最古の石刃石器群である香坂山遺跡(長野県佐久市)は、日本列島の現生人類(ホモ・サピエンス)の起源に関するさまざまな問題を投げかけました。
そしてその重要性が注目され、調査からわずか5年というスピードで、国史跡となりました。日本列島に住む私たち人類は、いったいどこから来たのか、そしてその暮らしや社会は? 先端研究に取り組む考古学・人類学研究者が香坂山を通じて、この大きな謎に迫ります。
●日程
■ 11月15日(土)
13:00 13:40 堤 隆 旧石器時代ってどんな時代? 日本旧石器学会長
13:40 14:20 須藤隆司 香坂山遺跡への道:佐久市の旧石器遺跡を掘る 香坂山遺跡調査指導委員
14:30 15:10 池谷信之 黒曜石分析から探る旧石器時代 明治大学黒耀石研究センター 特任教授
15:10 15:50 芝康次郎 旧石器時代遺跡の保護と香坂山遺跡 奈良文化財研究所主任研究員
16:00 17:00 大場正善 石器技術学分析により復原した香坂山遺跡における石刃づくりの実演
山形県埋蔵文化財センター 専門調査研究員
18:00 20:00 祝賀会&懇親会 ホテル 一萬里
■ 11月16日(日)
10:00 10:20 "久保浩一郎・松下友樹" 香坂山遺跡の範囲と形成過程 佐久市教育委員会
10:30 10:50 佐久市 香坂山遺跡 国指定関係行事(佐久市) 佐久市関係者
11:00 11:50 国武貞克 香坂山遺跡の残したもの 奈良文化財研究所主任研究員
11:50 12:50 昼 休憩
13:00 13:50 海部陽介 日本人はどこから来たか 東京大学総合研究博物館 教授
14:00 14:50 佐藤宏之 アジアの旧石器時代と香坂山遺跡 アジア旧石器協会長
15:00 16:00 全員 パネルディスカッション 全発表者
■ 本件の問い合わせ 月・火・金 対応(出れない日もあり)
電 話 明治大学黒耀石研究センター 0268-41-8815