リニア工事のリアル_樫田秀樹氏講演会
~リニア取材NO.1ジャーナリストが語る~
大井川の水を守る62万人運動が主催するリニア問題学習会です。
樫田秀樹さんに90分間お話頂き、その後主催者から流域市町首長への公開質問状の回答状況についてご報告します。
質疑の時間もあります。
①会場参加は申し込み不要です。直接会場にお越しください。
会場の定員は90名です。超えた場合にはサブ会場へのご案内になる場合があります。
②WEB参加の方はこちらからお申し込みをお願いします。→
https://peatix.com/event/4542190
*チケットを購入すると視聴可能となります。
日時 8月30日(土)13:30-16:30
会場 藤枝市生涯学習センター 第1会議室
住所 静岡県静岡県藤枝市茶町1丁目5−5
参加費 500円
講演者 樫田秀樹氏 フリージャーナリスト
樫田秀樹氏プロフィール
1959年北海道生まれ。 岩手大学卒業。 コンピュータ関連企業勤務を経て、NGOスタッフとしてアフリカ難民キャンプで活動後、フリージャーナリストに。 国内外の社会問題、環境問題を取材。「悪夢の超特急リニア中央新幹線」(旬報社)で、第58JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞。ハンセン病を描いたルポ「雲外蒼天」で第1回週刊金曜日ルポルタージュ大賞報告文学賞を受賞。 著書:「リニア新幹線が不可能な7つの理由」(岩波ブックレット、2017)、「<増補>悪夢の超特急リニア中央新幹線/建設中止を求めて訴訟へ」(旬報社、2016)、「自爆営業/その恐るべき実態と対策」(ポプラ新書、2014)、「世界から貧しさをなくす30の方法」(共同編集、合同出版、2006)など。
流域住民の生活や産業に欠かせない"命の水"
いつもカラッと晴れた日の多い私たちの暮らす大井川流域。
大井川源流のある南アルプスに降った雨は山体内に蓄えられ、雨の少ない時期でも湧水によって、年間通じて大井川を潤しています。
この"命の水“を私たちの手で守りましょう。
★静岡県は工事許可をまだ出していない
川勝知事から鈴木知事に代わってから、『スピード感』『政治判断』という言葉を度々耳にしますが、
“リニアは推進だけど、大井川の水と南アルプスの環境保全は譲らない“
という県の方針は変わっていません。JR東海との「今後の主な対話項目」(28項目)が終わるまでは静岡県は許可を出さないとしています。鈴木知事になっても、川勝前知事が築いた環境行政の枠組みの中で、要所ごとの解釈や小さな運用変更を行いながら進めている様子が見て取れます。
そんな中、5月27日の大井川利水関係協議会は、初めて県民に非公開で開催されました。6月2日の県の専門部会では、JR東海との水資源に関する対話6項目が唐突に対話完了とされました。8月4日の専門部会では、盛土条例により認めてこなかった藤島沢へ要対策土を置くことを、JR東海の言い分を国交省に肯定させる形で認めました。これは一線超えたと判断し、大井川の水を守る62万人運動は、その1つ1つに納得のいく説明を求めていきます。
★今、どの段階 ?
JR東海との「今後の主な対話項目」(28項目)の進捗状況は、完了10、対話中18です。28項目に整理しなおしてから約1年半です。生物多様性については、今年初めて現地調査に着手した段階です。山梨県側の先進抗は、2025年8月2日時点で県境から290mの地点です。1日の掘削スピードは約1mです。県境から60mまで来たらそこで止まり、コアボーリングを行います。昨年の調査が失敗し、必要なデータが報告されていませんので、再調査して報告することになっています。その後に静岡県内に向けての高速長尺先進ボーリングが改めて行われます。その先には沢山の水を蓄えた幅800mもある断層破砕帯があり、それがどこから始まっているかを調べるものです。
★県知事が許可を出したら
①先行して工事用トンネルを掘削します。
②③千石斜坑や西俣斜坑など、斜坑を掘削します。
④導水路トンネルを掘削します。
⑤先進坑を掘削します。
⑥本坑を掘削します。
工事用トンネル、千石斜坑、導水路トンネルの3本は、西俣断層のすぐ側に掘ります。ここで水が抜けてしまったら、上流部の湧水が減ることが予想されています。田代ダム分から融通する水が無くなるのでは無いかと心配されています。