~世田谷の子どもたちの未来をつくる持続可能な学校給食~深掘り会議 vol.1
私たちの暮らしは、自然の恵みをいただき、自然からの災いを防ぎながら営まれています。「人と自然との関わり」を軸に、未来を確かなものにするための視点や、身近なところから出来る方法についてなど、実践を通して得られた知見や気づきをお話いただき、明日へのヒントを授けて頂きます。
【プレイベント】映画上映会
ネオニコチノイド~静かなる汚染~浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?
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【映画の概要】
植物の根や葉から組織全体へと浸透移行して作物を害虫から長く守るとされる浸透性農薬《ネオニコチノイド》。1990年代以降、主流の殺虫剤として、日本国内でもさまざまな作物の栽培に用いられています。しかし、その普及から約30年、当初想定されていなかった多くの問題が指摘されています。水に溶けやすい性質を持つネオニコチノイドは、ひとたび使用されると、容易に河川や地下水に移行します。そして、農業その他の用途で使用が広がった結果、日本でも「もはや検出されない河川を見つけることが難しい」と言われるほどに水系汚染が進み、生態系の崩壊を加速させているのです。
さらに、近年の研究で懸念されているのが、その人体への安全性です。昆虫の神経に対して強く結合する「選択毒性」を持つことから、「ヒトには比較的安全」と言われてきましたが、ヒトを含む哺乳類の神経伝達や成長途上の神経の発達にも影響を及ぼすことが解明され始めているのです。静かに目に見えないかたちで生態系にも人体にも忍び寄る浸透性農薬。その脅威から未来を守るために、私たちに何が問われているのか。最新の知見をもとに考えます。
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【基調講演】 人と自然の関わりをつなぎ直す 松村 正治 環境社会学者
私たちの暮らしは、自然の恵みをいただき、自然からの災いを防ぎながら営まれています。「人と自然との関わり」を軸に、未来を確かなものにするための視点や、身近なところから出来る方法についてなど、実践を通して得られた知見や気づきをお話いただき、明日へのヒントを授けて頂きます。
NPO法人よこはま里山研究所(NORA)理事・事務局長。NPO法人Life Lab Tama理事・事務局長。一橋大学大学院・立教大学大学院・法政大学・恵泉女学園大学兼任講師。林業経済研究所フェロー研究員。まちの近くで里山とかかわる暮らし、里山をいかす仕事づくり、市民協働による持続可能な地域づくりをすすめている。著書に『答えのない人と自然のあいだ―「自然保護」以降の環境社会学』(福永真弓・松村正治編、新泉社、2025年)等。
■命を育むせたがやのエコ農家さんのお話
関田 和敏 Kazutoshi Sekita
そらまめ農園 代表 世田谷区粕谷
東京エコ100認証(無化学農薬・化学農薬不使用)の野菜を栽培しています。種から苗を作り、近隣の保育園から園児を招き命の循環を伝えています。世田谷有機農業研究会会員
■小金井市と武蔵野市の地域の取り組み
菅野 奈穂 Naho Sugano
オーガニック給食研究家 東京都在住。
全国的なオーガニック給食の普及拡大の活動に取り組む。都内で小学生たちと米作りや野菜作りを通じた、環境教育にも取り組んでいる。NPO法人メダカのがっこうスタッフ、
一般社団法人まあるいのうえんスタッフ。
佐々木 輝雄 Teruo Sasaki
全国初の一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団の初代理事長。学校法人日本医科大学 日本獣医生命科学大学 名誉教授「学校給食の役割と課題を内側から明かす」著者。(筑波書房2015年)他、多数。
■学校給食の現場の取り組み
松本 恭子 Kyoko Matsumoto
東久留米市立第九小学校 主任栄養教諭
東京都の栄養教諭として、食べものがどのように作られているかを考えて、日々の献立には給食費の可能な範囲で、原料を厳選し「食を選べる子ども」を育てることを実践。各地で食育についての工夫や取組みなど、公演を通し伝えている。
【タイムテーブル】
13:10 開場(受付開始)
13:30 開演 ご挨拶
13:40 映画上映(42分)
14:30 基調講演 松村正治先生 ※休憩
15:10 そらまめ農園 関田和敏さん
小金井市 菅野奈穂さん
武蔵野市 佐々木輝雄さん
東久留米市 松本恭子栄養教諭
16:10 ~気づきの分かち合い~
16:30 終演予定
後援:世田谷区・世田谷区教育委員会
映画上映支援:一般財団法人アクト・ビヨンド・トラスト
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