【11/8 sat, 地獄太夫と in 堺能楽会館】
堺でにぎわいを見せていた「高須遊廓」と「乳守遊廓」。
室町以前から存在していたといわれる廓(くるわ)に一休禅師が弟子として見初めた地獄太夫という伝説の遊女が居た。
“ききしより見ておそろしき地獄かな(一休宗純)”
さて、一休禅師没後297年後1778年。
「鉄方堂」と名乗る謎の作家による「沙界怪談実記」が発刊された。幻書と異名するこの一冊は未だ原本は見つかっておらず、郷土史研究会の会誌「和泉史」に掲載が認められるのみ。
堺という、古墳時代より「都市」であった謎の地域が現存する。かつて栄華を極め日本の中核にまで登りつめた「堺」。しかし令和の現在どれだけの人々がこの地の名を口にするのだろう。
記憶から消し去ってしまいたいほどの何かが蠢いていたのではないか…?
堺に行きついた悲喜交々の念が地獄太夫を誕生させ、おどろおどろしい噂が人々の恐怖となり見えぬ怪奇を呼んだ。
一冊の本にまとめられた怪談は、ともすると地獄太夫の時代から口伝となり継承され、時には恐れ、時には娯楽として愛されてきたのではないか…
そんなことを考えながら
[地獄太夫]と共に、みなで妖怪になり、今年幕を閉じる堺能楽会館に集ってみませんか?
≪地獄太夫と妖怪行列 in 堺能楽会館≫
日時:11月8日(土)
10:00~16:00 妖怪市場・特別展示:未完の人形
10:30~15:00 能舞台で写真撮影 ¥3,000
18:30~19:30 舞台:妖怪花魁道中 ¥3,000
≪特設妖怪変化処≫10:00~16:00 ¥500~ ボランティア着付けあり
≪妖怪遊女着付け≫10:00~16:00 ¥19,800 手ぶらでOK