ドゥルパドとはインド古典音楽の源流であり、インド大陸に残る最古の伝統音楽です。
音楽を通じて自己や宇宙の真理を探求する精神性を背景に持っています。
普段はネパールに住んでいるドゥルパドの次世代継承者、井上想さんが冒険ヴィレッジぼちぼちで演奏してくれる機会を設けることができました。
僕自身、ドゥルパドを聴いた際に感じたのは「浴びる音楽、聴く瞑想」という初めての感覚でした。こんな世界があったなんて。
今回はさらに屋外で聴くドゥルパドという珍しい機会になるかと。
貴重な機会、是非お越しください。
〈日時〉
2025年12月6日(土)
14:00-16:00
<場所>
モバイルヴィレッジぼちぼち
神奈川県相模原市緑区牧野10254
https://maps.app.goo.gl/S5posPbjbzPJz34z7
🚗駐車場※ぼちぼちに駐車場はないので車は必ず下記の駐車場へお願いします(ぼちぼちまで歩いて約5分)
https://maps.app.goo.gl/6WjiUXzMHHC5MtXo6
<エントリー>
2000円+ドリンク1オーダー
※大人の方向けの内容となっているので予めご了承ください
※本会場は外の会場となります。季節的にも気温が低くなることが予想されるので十分に防寒してお越しください。
◾️井上想(ドゥルパド音楽家)
滅びゆくドゥルパドを再興させたインドの音楽家Gundecha Brothers の次世代の後継者。
現在、ネパール・カトマンドゥ在住。
二十代まで、クラシックピアノと神社の芸能の横笛を修める。
インドの横笛バーンスリーを中川博志に師事。
のち、インドに留学しそのままステージでデヴューする。
2013年よりネパールに未来のドゥルパド修行者を育てる音楽学校Dhrupad Gurukul Kathmandu を後輩のVishal Bhattarai と共に設立。
2016年、師匠よりインドの音楽学校の分校に指定される。
古代からドゥルパドに遺されてきた普遍的な響きを伝えることを目標にしている。
〜井上想さんからのメッセージ〜
自分はいまたまたまこの音楽をしていますが、
自分の興味のすべては音にあります。
その音の響き。
音が音楽になった途端、いろんなものとの別れが生まれます。
美術は好きだけど、音楽は苦手だとか。自分は音楽はわからないとか。或いは、その音楽の中ですら、ジャズは好きだけどクラシックは嫌いだとか。新しい音楽は聴くけど、古いのは聴かないとか。
しかし改めて、その音楽を構成している一つひとつの音、に立ち返った時、それらの対立や別れは解消されます。
または、音、と言った時には自分が人間であるということからさえも解消されます。
波の音。風の音。鳥のさえずり。冷蔵庫の音。雷雲。原子爆弾の音。
すべては音になった時に統合されることになります。
井上想