✴︎帰宅困難者ゲームを開催します✴︎
このゲームは、「職場にいて帰宅困難者になったとき、自分はどうする?」をテーマに、イベントカードをもとに起こりうる出来事を想像し、他の参加者と一緒に考え、行動してみるゲームです。
企業で働く方だけでなく、病院や保育園、福祉施設、教育機関など、さまざまな現場で働く方にも楽しんでいただけます。
やってみることと合わせ、最後にベテラン災害ボランティアの人たちから教えて頂いた判断基準もお伝えします。
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防災の仕事をする中で、
「誰かを助けに戻って、その人自身が被災してしまった」
そんな話を何度も耳にしてきました。
災害のような極限状態では、いつもの判断力が失われることは珍しくありません。
特に、大切な人の安否がわからない状況ではなおさらです。
災害が起きた時、自分がどこにいるかは選べません。
だからこそ、誰もが「帰宅困難者」になりえます。
「帰宅困難者」という言葉をご存じの方も多いと思います。
東日本大震災の教訓から、国は「災害時にはむやみに帰宅しないでください」と呼びかけています。
多くの自治体では、一斉帰宅を抑止する条例が定められ、会社や地域には帰宅困難者受け入れ施設が整備されています。
「帰宅困難者」は「困った人」ではありません。
むしろ、「安易に動かないこと」が、結果的に自分と他人の命を守る行動につながります。
大災害のとき、道路は寸断され、二次災害に巻き込まれる恐れもあります。
そうした状況で無理に動くと、救急車や消防車が通れず、被害が拡大してしまうことも。
また、情報が錯綜する中で、人は驚くような行動をとってしまうことがあります。
‐デマと知らず情報を発信してしまう
‐差別や排除を正当化してしまう
‐何かを守るために、他の何かを犠牲にしてしまう
こうしたことは日頃のちょっとした想像の積み重ねによって、避ける事ができます。
このゲームは、
「もしも災害が起きて、いつもの日常がぐらっと揺らいだら…」
そんなときに、自分がどう動くかを考える練習です。
むずかしい知識はいりません。
ゲームを楽しみながら、自然と学べる“やさしい防災トレーニング”。
自分のこと、大切な人のこと、
ちょっとだけ想像してみる時間をご一緒しませんか?
<概要>
日時:9月19日(金) 19:00⁻21:00
形式:対面開催
場所:大田区立消費者生活センター 2階多目的スペース
JR蒲田駅東口から徒歩4分
大田区蒲田五丁目13番地26-101号
https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/seikatsu_center/index.html
申し込み方法:
https://forms.gle/kXwz8L8wiWyhm8b99
参加費:500円
※当日回収、できるだけおつりが無いようにお願いします。
主催:Nurture&Mature(代表:飯沼美絵/防災士/大田区行政委託業務職員)
協力:ゼロエミおおた
プロフィール
飯沼美絵(防災士/大田区行政委託業務職員/Gallup認定ストレングスコーチ)
東京都大田区からの委託事業として地域の協働をテーマに、防災啓発業務に従事中。
「防災とは、生き方である」をテーマに、地域の“つよみ・よわみ”に向き合う活動中。