竹田市民公開講座アルティザン・トーク第42回ご案内
期日 2025年9月15日(月・祝敬老の日)14:00〜16:00
会場 竹田総合学院(竹田市植木731 旧竹田中学校)
会費 入場無料(ハートマネー・投げ銭形式によるご厚志をお受けします)
語り手 矢野英幸さん 竹田市城下町旧矢野自動車・矢野写真館末裔。別府ギター流し3代目はっちゃん 大分市在住
聞き手 藤原惠洋 建築史家・九州大学名誉教授・工学博士・藝術学修士・たけたアルティザンカフェ主宰
テーマ 別府流しの3代目はっちゃん、歌と話で〈矢野英幸〉の一生を語る〜私たちはどこから来て、今どこにいて、これからどこへ行くのか〜
ご案内
廣瀬中佐の白い海軍服仕立てに身を包み別府界隈を流し歩く3代目はっちゃん、としてつとに知られる矢野英幸さんはかくしゃくと背筋が伸び84歳、聞くところ竹田城下町出身でした。しかも明治初年、外国人によって撮影された荒廃直前の岡城全景写真の発行元矢野写真館、そして大正時代シボレー9台を駆ったハイヤー会社の矢野自動車末裔として、ひときわ竹田を深く愛し、竹田を広く歌い続けてきたのです。
それにしても人生の大先輩矢野さんの記録力は抜群!1947(昭和22)年2月、6歳英幸さんは城下町北部で発生した大火を目撃、赤々と燃えた町を昨日のことのように覚えているとのこと。今回は貴重な竹田町時代のお話も聞き出していきます。
長じて大分を離れ特殊印刷技術の専門職へ。その後、大分市に生まれた印刷の協業会社から招かれ、特殊印刷技術の実践指導を司る立場として77歳まで現役でした。
印刷業務に専心しながらも還暦を機に音楽ココロが蘇りクラシックギターを習得。声楽家だったお母様から受け継いだ聴覚が功を奏したのか、懐メロも歌謡曲も一度聞いた音楽なら自由自在にギターで演奏できるようになったのです。周りから進められるままに別府流しの3代目はっちゃんを受け継ぎました。
別府界隈を流しながら歌えば多くの観光客や酔客が喜んでくれます。各地に呼ばれる敬老会や福祉施設の慰問演奏の際も会場には涙を流す鑑賞者が絶えません。戦前戦後のひとかたならない人生の苦労を跳ね飛ばしながら、今や白い海軍服の背筋を伸ばし歌う矢野さん姿には万人を共感させる清新さが常にあります。そんな矢野英幸さんと会ってみませんか。万象お繰り合わせの上、奮ってご参加ください。
主催・問い合わせ/ 藤原惠洋 たけたアルティザン・カフェ事務局 竹田総合学院(竹田市植木731) 2階藤原惠洋アトリエ 携帯 080-6880-3077 メール dr.keiyo.f[あっとま〜く]gmail.com
※感染症の拡大防止にご協力ください。
※日程が変更になる場合があります。チラシ・ふ印ブログ・Facebook などでお知らせします。
写真 矢野英幸さん(2024年11月16日「竹楽」開催時 藤原惠洋撮影 )