クリスマス・イブの夜。けちで頑固で偏屈な老人スクルージは、死んだ同僚マーレイの幽霊に出会う。そのあと「過去・現在・未来」の「クリスマスの聖霊たち」に導かれ、時空を越え、不思議な時間を過ごすのだった。彼がそこに見たものは孤独だった少年時代の温かな家族の営み、そして未来に待つ怖しい光景。すべての時間が過ぎた朝、スクルージの心にあたたかな光が差し込む。
イブの夜に主人公スクルージに起こる、不思議な出来事。
ディケンズの名作を劇団昴がお届けします。
【作家チャールズ・ディケンズと作品の背景について】
≪狭い路地なのに、霧がとても濃く垂れ込めているせいで向かい立つ家並みは幻のように見えるだけ≫ (原作冒頭)。作家ディケンズ(1812~70)は海軍経理部書記の子として幸福な幼少期を送っていたが、父親が借財不払いの罪で投獄。やむ無く工場で働く苦境の少年期。その後、弁護士の事務員を経て速記を習得して1832年に新聞社の通信員に。仕事の幅の広がりを得てロンドンの風物や小説を書くようになった。1843年「クリスマス・キャロル」を発刊。当時のロンドンは産業革命の影響で、街は工場や家々で規制なく燃やされる石炭のばい煙(霧)が立ち込め、人口増に伴い貧富の差が広がっていった時代。そんななか、思いやりの精神の大切さを織り込んだこの作品は大ヒットし、不朽の名作として語り継がれている。
原作=チャールズ・ディケンズ 脚色=ジョン・モーティマー 訳=石川麻衣 台本・演出=菊池准(演劇企画JOKO)
出演/宮本充、伊藤和晃、牛山茂、林佳代子、米倉紀之子、山口研志、市川奈央子、田徳真尚、江﨑泰介、舞山裕子、矢﨑和哉、白倉裕人、加藤和将、笹井達規、上林未菜美、賀原美空、聡鳥圭、内海裕真(児童劇団「大きな夢」)
【日時】
2025年11月18日(火)18時30分/19日(水)13時30分
【会場】
Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(金山)
【上演時間】
2時間10分予定(途中休憩を含む)
【料金(初回)】
一般 5,900円/29歳以下 4,300円/高校生以下 2,900円
(内訳)
入会金:一般 3,100円/29歳以下 2,300円/高校生以下 1,600円
月会費:一般 2.800円/29歳以下 2,000円/高校生以下 1,300円
※これ以外の入場料は必要ありません
公演(例会)は隔月で、2回目以降は月会費2800円で、良質な演劇を継続して鑑賞する会です。
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