手作業で荒れ地を有機稲作の田んぼへと蘇らせた二人の女性によるお話会と、現場案内プチツアーの2部制イベント。
埼玉県の寄居町男衾地区にある谷津沼を中心とした稲作の世界は、日本農業遺産に認定されていますが、作り手のいない田んぼが出てきています。恵みである天水を巧みに活用する知恵と技術、風土に根ざす食文化や景観、生物多様性をも生み出したこの農の世界を有機稲作の里として蘇らせる活動「男衾に有機稲作の里を作ろう!」をはじめました。
その一年目、田んぼ一年生の二人の女性が、葦や桑、多年草の根がびっしり生えた荒れ地を、スコップや鍬を使って手作業でていねいに掘り起こし、時間をかけて有機稲作の田んぼへとよみがえらせ、そこで稲を育て始めたのです。
文字通り地道に続け、見事に田んぼを復活させたこの二人をお招きし、実際にやった人でないと分からない、貴重なお話をたくさんうかかいます。
【話し手の女性たちからのメッセージ】
男衾地区に、有機稲作の里を蘇らせる活動をしています。
作り手がおらず荒れ地となっていた一画を、この春から手作業で掘り起こし、さらにいくつもの工程を重ねたことで、小さな田んぼの風景が戻ってきました。
汗を流し、初めて田んぼに向き合い続ける中で、身をもって感じたことや見えてきたこと、自分自身の暮らしや生き方についても省みたり気づいたりすることがたくさんありました。
自分の目の前の土や生き物から、地球という大きなものまで体で意識できるようになり、自分に何ができるのかも問えるようになれた気がします。
それは、実際にやってみなければ感じ得なかったことなのです。
数千年にも渡る先人たちの営みに思いを馳せながら、手を動かし、考え、これからもこの風景を守り続けていければと思っています。
「米づくり」の場所だと思ってきた田んぼ。その小さくて壮大な世界は、私たちにとって一体、何なのか。秋の里の風景に身を置いて、空気を肌で感じながら、一緒に考えてみませんか。
●開催日 2025年10月25日(土) 13時30分開始
16時30分頃に、終了予定
雨天の場合、翌日(10月26日)に延期。
※集合・開始時間は同じです。
【第一部】現場案内プチツアー
集合場所と時間
小被神社(埼玉県大里郡寄居町富田1508)の前
13時30分集合、開始
活動の概要を現場にてご案内します。
【第二部】二人の女性によるお話会
プチツアー終了後、会場の田んぼへご案内します。
●参加費 投げ銭制
お話会終了後、投げ銭で応援をお願いします。
●お申し込み
要事前申込み
主催者(井伊)宛にメッセンジャーにてお名前、人数、連絡先電話番号をお伝え下さい。
●定員10名
★Facebookの「参加する」だけではお申し込みは成立しません。
【ご注意】
現場案内の都合上、車でお越しください。車をお持ちでない方は申込時にご相談ください。