うたう弦（いと）：トリーナ・マーシャル　アイリッシュハープ　ソロ公演

アイルランドを代表するアイリッシュ・ハープ奏者トリーナ・マーシャルの日本初ソロ公演＠京都です！トリーナはクラシックとアイルランド伝統音楽の深いルーツに基づいた、独自の表現豊かな演奏スタイルで注目を集め、ダブリンのRTÉコンサート·オーケストラの首席ハープ奏者を務めた後、ザ・チーフタンズのメンバーとして、リッキー・スキャッグス、ベラ・フレック、ティム・オブライアン、ジェリー・ダグラス、ジェフ・ホワイト、カルロス・ヌニェスなど世界中のトップ・アーティストたちと共演してきました。今回の来日公演は、トリーナにとって初めてのソロ公演となります。一晩のみの特別企画です。
日時：2025年10月24日（金）開場18:30 開演19:00
会場：青山音楽記念館　バロックザール（阪急電鉄嵐山線「上桂」駅下車西へ300 メートル）
料金： 前売券：3000円（一般）1500円（学生）
　当日券：4000円（一般）2000円（学生）
＊全自由席
＊チケット購入はこちらのリンクから→ https://t.livepocket.jp/e/8xz6o

＊来日に向けて、トリーナと琵琶奏者で兄のThomas Ranjoとの情報を共有しているサイトがこちらです！ https://www.facebook.com/profile.php?id=61580047943634

＊アイリッシュ・ハープについて＊
アイリッシュ・ハープは、ヨーロッパで最も古い弦楽器のひとつであり、その歴史は千年以上前にさかのぼります。古代アイルランドでは、ハープ奏者は『語り部（バード）』として尊敬を集めていました。彼らは語りと詩とが一体となった芸術によって、物語や歴史、英雄の名声、土地にまつわる伝説を詩と音楽によって後世に伝えてきました。
しかし、イングランドの植民地支配により、バードの伝統は意図的に解体され、18世紀には消滅の危機に瀕します。「抑圧された文化」の象徴となったハープですが、それでも完全に途絶えることなく、人々の記憶、国の象徴、復興への願いの中に生き続けました。
今日、ハープはアイルランド共和国の国章にもなっており、演奏会はもとより家庭や祭り、祈りの場でも奏でられています。近年では、トリーナ・マーシャルのような演奏家たちが伝統的なハープに新たな物語性を吹き込み、多くの聴衆の心の奥に語りかけています。
本ツアーでは、ハープが２つの文化を結ぶ架け橋となり、失われた語りの伝統を響かせながら、新たな表現の可能性を開くことを願っています。