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どうなるイチエフ事故処理、そして廃炉へ
~多様な立場の専門家たちと地域住民の本音対話!~
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申込フォーム
https://forms.gle/fX4HRe72yMbPakGN6
日時:2025年12月20日(土) 13:00~16:00(12:40開場)
主催:原子力災害考証館furusato 助成:立正佼成会一食助成金
会場:東日本大震災・原子力災害伝承館 研修室
【企画概要】
あの日からの”処理水”の放出はよかったのだろうか…
デブリは本当に安全に取り出せるのだろうか…
イチエフ事故処理/廃炉について、これまで数々の節目を迎えてきました。
その度に、地域住民は複雑な気持ちを抱えながら過ごすしかありませんでした。
「廃炉」については、勉強会や対話の会が各地で開催され、
インターネットやマスメディアから情報を得ることも容易です。
しかし、様々な見解が公開の場で議論される機会はとっても珍しかったのではないかと思います。
異なる見解が同じ場で議論されることが少なく、今も地域住民は、どの情報が正確なのか判断することが非常に難しい状況です。
そこで今回、廃炉の中長期ロードマップ遂行の中核を担う機関(NDF)とともに、見解の異なる専門家をお招きし、多様な視点から検討する会を開催します。
事故処理の多様な選択肢を知ったうえで、何を優先事項とすべきかをともに考え、自由に質問・意見交換できる機会となれば幸いです。
【プログラム】
■全体司会
西島香織(furusato事務局長/富岡町民)
■開会あいさつ
■報告:町民からみた「廃炉への認識」
~原発事故からの復興における富岡町民の生活と将来に関する意識調査から~
高木竜輔氏(尚絅学院大学 准教授)
■事故処理・廃炉、本当のところ~各専門家の見解は?
原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)から
池上三六氏(NDF執行役員)
原子力市民委員会(CCNE)から
後藤政志氏(元東芝 原発設計技術者、星槎大学非常勤講師)
(1)事故処理は計画通りに進んでいる?
-廃炉のゴールは?敷地が更地になること?
-廃炉は40年では終わらない?
(2)事故処理作業はこれからどうなる?
-燃料デブリはどのように処理すべき?
-被ばくや事故のリスクの考え方(ダスト、「処理水」、除去土壌など)
(3)有識者からのコメント
■休憩×意見をシェアする時間
■パネルディスカッション・質疑応答 75分
テーマ:事故処理そして廃炉のスタートに向けて、住民の意見・思いは反映されるのか?
パネリスト:池上氏、後藤氏、高木氏、市村高志氏
進行:西島香織
【登壇者プロフィール】
■池上三六氏
NDF執行役員。「廃炉に関する対話の会」にて、イチエフ廃炉の進捗状況や課題を分かりやすく伝えている。
■後藤政志氏
原発事故発生の2年前まで、東芝にて原発の設計に従事。現在、原子力市民委員会委員として原発のリスクと安全性について言及。
■高木竜輔氏
尚絅学院大学 准教授。著書に『原発事故被災自治体の再生と苦悩――富岡町10年の記録』など。
■市村高志氏
原発事故により、富岡町から強制避難。避難先の東京で住民ワークショップを開催し、町の課題に向き合い続けてきた当事者。著書に『人間なき復興: 原発避難と国民の「不理解」をめぐって 』(ちくま文庫)など。