戦争が終わり、80年。
たくさんの時間が流れたから今だから、
少し距離を置いて、冷静にいられる今だからこそ
語られなかった、語れなかった声を、一緒に拾いにいきませんか?
・・・・・・・・・・・・・
平和を願う気持ちを、私たちは学び、教わってきました。
「核を世界から無くそう!」「もうこんなことが二度と起きないように」
私の中にも、強く平和を願う気持ちが確かに存在しています。
同時に、「怖い」「つらい」「聞きたくない」そんな素直な気持ちを、押し込めてきた人もいるのではないでしょうか?
(私自身、被爆者方の話を聞いて、意識を失った経験があります。
「話を聞くのが辛かった」と言う言葉すら、誰にも言うことができませんでした)。
あるいは、「家族を殺したアメリカが憎い」「米国を許せない」―そんな激しい怒り。
「平和って大事だとは思う。でも正直、あんまりピンときてない」―被曝について、遠くにしか感じられないことへの「これでいいのかな?」と言う戸惑い。
「平和を願う」ことの裏側にある、“語れなかった声”は、あちらこちらに存在しています。
このワークショップでは、
語ることが歓迎されてきた声も、語るのが難しかった声も、
そのどちらにもスペースをつくりたいと思っています。
(一緒に、そんなスペースを作る仲間に加わっていただけたら、嬉しいです)
「もう十分に聞いた」
「ほんとうは怒りを感じていた」
「怖かった」「わからなかった」
「それでも平和を願っている」
――そのすべての声を、ここに招き入れたいと思っています。
戦後80年経った今だから、時間が経ち、距離ができた今だからこそ、一緒にいろんな声を拾いに行きませんか?
そして、本当は色々感じてきたけれども、言えずにいた「若い人たち」を、特にウェルカムしたいと思います
小グループから始まり、安心できる場の中で、10人前後での対話へとつながる設計です。
聞くこと、沈黙すること、語ること、それぞれが尊重される時間を、ともに過ごしてみませんか?
日時:9月21日(日) 10:00〜17:00
会場:Social Book Cafe ハチドリ舎
〒730-0854 広島市中区土橋2-43-201
082-576-4368
参加費:
一般 3,000円
若者(U25)1,000円
※25歳以下の方は、割引コードにU25とお書き入れください。
申し込み:
https://pwinhiroshima-hearvoice2025.peatix.com
☆ファシリテーター
佐野浩子
児童養護施設・暴力被害女性のための施設、一般総合病院などで心理士として勤務。現在は都内でトラウマに関するカウンセリングセッションの提供を行いつつ、ファシリテーターとして対話の場に参画。また、当事者/家族の願いを中心に据えたラップアラウンドに関わり、様々な地域でファシリテーションのアドバイザーを務める。
米国プロセスワーク研究所修了(認定プロセスワークディプロメイト)、臨床心理士
Precense Bloom代表
(一社)日本プロセスワークセンター ファカルティ,(一社)ALLOUND トランスフォーメーションディレクター
☆プロセスワークとは?
ユング心理学をベースとした、“私自身を深く知るため”のアプローチ手法です。
心理学というと、堅苦しく感じるかもしれませんが、プロセスワークは日常を深く味わうためのメガネのようなもの。夢や身体の症状、人間関係の葛藤・・・全ては、あなたの中の「まだ知らない私」からのメッセージかもしれない、ととらえます。
詳しくはこちら → ☆