当たり前にどこでも手に入ると思っていたお米が一時は姿を消した、令和の米騒動。
どうしてこんなことになったのか、色んな方が色んな解説をしていて理由は結局よくわかりませんが、確実なのは食料の当たり前は、もはや当たり前でなくなってきているということではないでしょうか。
異常気象、人手不足、地域課題の増大…
第一次産業が抱える問題は、そのどれもがきっと皆さんが想像するよりも、何倍も深刻なものになっています。
これまではお店に行けば、ネットで注文すれば、いとも簡単に手に入っていた食べ物は、問題山積みとなった今、生産者さんや作り手さんたちの大きな努力によって、なんとか私たちの手元にくるようになっている、と私は感じています。
なにはなくとも、食は"生きていく"ためのおおもと。
くくたちが信頼する専門家と生産者の方々から、小難しいことは抜きにして、ざっくばらんにお話を伺う「おはなし会」で食のことを学んでみませんか？
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登壇者ご紹介
●青木美紗 ／ファシリテーター
奈良女子大学生活環境学部准教授。専門は食料・農業経済学。
食料・農業経済学とは、消費者と生産者の関係性に着目し「食料は誰が、どのようにつくり、いかに運ばれ、また消費者はどういう観点からそれを選択するのか」を明らかにする学問。
食や一次産業のフィールドワークを通して環境や健康、地域や福祉に配慮した食の生産や持続可能な地域の在り方、地域内経済循環について研究している。
●新岡農園 ／ゲストスピーカー
柿、ブドウやキウイフルーツなど様々な果樹を栽培し、それを原料としたあんぽ柿・柿酢などの加工品も製造・販売。また作り手がいなくなった耕作放棄地を開墾して、畑に再生し、ジャバラを植えるプロジェクトにも精力的に取り組む。
現在は、地元の農家と契約して加工用の柿を受け入れたり、またジャバラの栽培方法を教えて実った果実は全量買い取る取組みなどで、地域農業振興の一助となるべく奮闘中。
気候変動や資材の高騰、人手不足など農業の多くの課題に向き合いながら、品質や効率のアップ、そして環境配慮型の農業を目指し取り組んでいる。
●匠創海 ／ゲストスピーカー
グループ会社がベトナム工場にて天然生鰹の仕入れから製品の鰹節になるまで一貫して製造したものを、加工・販売する。
ベトナム工場では、世界で数社しか残っていないとされる紀州すさみの伝統製法「手火山製法」が受け継がれ、職人が１本１本丁寧に燻し寝かして、鰹本来の旨味をひきだし塩味の少ない極上の鰹節を仕上げている。
ベトナムで製造された鰹節は、もともと日本の大手鰹節メーカーに納めていたが、他の簡略化して作られた鰹節と混合され販売されることにやりきれなさを感じ、自ら加工・販売することを決意。現在に至る。
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日時／ 11月30日(日) 14：00～16：00
場所／ 和歌山市西コミュニティセンター 多目的ホール(小)
参加費／ 無料（カンパ大歓迎）
申込み／ 申込フォームにてお願いします
申込フォーム／
https://forms.gle/d1KqqTrmkqj4cjAF6
◎お子様連れもどうぞ！同じ施設内に授乳室、キッズスペース、絵本コーナーあります。
