東京創造芸術祭2025 Ichi Ikeda / Special Talk 未来レアリズム宣言に向けて 『日本のアート文化』が世界を先導する時!
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2025年7月27日(日)17:30〜20:00(途中休憩あり)
なかのZERO西館 美術ギャラリー1階
入場無料
語る人:池田一(アース・アーティスト)
小森俊明(ピアニスト、作曲家)
河合孝治(サウンド・コンセプター)
今こそ、混迷極まりない現実社会を蹴立てる志が出会う時ー。
未来社会のあるべき姿をフェイクの残骸を踏みしだいて、リアルに描き出す時ー。
政治、経済の現実支配論理ではない、アート文化ならではの未来への想像力、行動力の出番の時ー。
〜世界のアースアートをリードする池田一が事語る。
▶︎独善的なイズムや、競争差別意識丸出しの文化イベントではない。
▶︎フェイク、差別、排斥、自己愛などで寸断された現実世界の、どこにリアルはあるのか?
▶︎望ましい未来をリアルに描き出し、共有する開かれた生存権利の流れ、フィールドに向かう。
▶︎現実主義の政治、経済の領域ではない。ここは、未来をリアルに創出するアート文化の出番だ。
▶︎未来レアリズムは、望ましい未来へと向かう航海のために必要不可欠な未来羅針盤だ。
▶︎アート文化は、未来羅針盤を機能させる、指針、サイン、マーカーである。
▶︎船出の第一歩「スペシャル・トーク」に乗り合わせよう!
未来レアリズム宣言ートピックス(1)
【日本人のためのエネルギー計画】
⚫︎展覧会のために来日したヨゼフ・ボイス(独)は、「日本には、文化人類学的な思想も生態学的な視点もない」と嘆息して、予定を切り上げて早々に帰国した。
⚫︎池田一は、サンパウロ・ビエンナーレで、日本人で初めてメインフロアを任された。前回、その空間を占めたのはヨゼフ・ボイスの作品であったので、ゼネラル・キュレーターは両者を比較して、「同等の力がある」と前置きして、「しかし、私は池田一のより繊細で、それほど物理的でないこの存在の方が好きだ。水に反射する光が空間に生み出した虚像としての彫刻は、常に存在し、また常に変化して、私が常に芸術にたとえる反逆的な巨大な鳥そのものである。」
⚫︎この示唆に富む2つのエピソードから、未来に見えてくるものは?「日本人のためのエネルギー計画」、様々なヴィジョンに触れることで、展開するビッグ・プロジェクト。是非、提案を!
未来レアリズム宣言ートピックス(2)
【作品の枠を超えて、「歴史の創り手!」】
⚫︎国連50周年記念アートカレンダーを構成する「世界の12人」に池田一は選ばれ、トリとなる12月を任された。「地球と共に呼吸している」というのが、選考理由とか。
⚫︎「アースアートの倫理学」(ミネソタ大学出版局刊)は、自然とアートとの関係について、60年間の歴史を探究した話題の書。その評者は、「標準的なアートの歴史では、初期のランドアートやアースワークから、池田一のような環境アートへのシフトについて言及するだろう」、と。
⚫︎フィンランドのポリ美術館記念展「ECO-ART」は、エコアートの歴史を総括する貴重な展覧会。歴史を物語る17人のアーティストが選抜されたが、池田一を除いては他は全て欧米人。その中で、ポスター、カタログの表紙・特集など、最重要なアーティストとして、池田一が取り上げられた。
⚫︎未来レアリズムが創るのは、作品ではなく、歴史そのものだ!池田一の「地球環境アート」が生み出す歴史に、注目を!
トピックスその他
⚫︎未来のアーティスト像、その人権
⚫︎作品主義から、未来へのツール志向
⚫︎日本に居て、日本から出るそのアイデンティティー
⚫︎環境+アート+教育、次世代につなぐ。
⚫︎AI時代だからこそ水性思考。
【音楽家・作曲家、表現の自由を求めて戦う論客、小森俊明が論ずる】
トランプを批判する前に考えたい。日本はこの30年もの間、アートを含めたどの分野も遍く停滞し、それと連動する形で内向き化が進んで来たということを。
昨年に続き第2回目となる池田一スペシャル・トークは、未来の為に持続可能なアート実践のヒントをともに考える、貴重な機会となるに違いない。是非お聞き逃しなく。
併せて我々は現在、本件に続くイヴェントとして「平和の為のサウンド・リレー(仮称)」を計画中である。未来形のアート、そして、アーティストが目指す平和のあり方について語り合える場となることを願っている。
〜今回のスペシャル・トークを基盤に、単行本の刊行企画へ。
参加者の質問、意見、提案、そして寄稿も大歓迎です!
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