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狂言師・石田幸雄のソロ活動として3年前に再開した『クラリモンド』。
毎年バージョンアップさせ、京都や秋田でも公演を重ねてきた作品が、今年も帰ってきます。
なんと今回は全6回公演。しかも毎夜異なるゲストパフォーマーをお招きし、違った角度からクラリモンドの魅力を掘り下げて参ります。
同一の古典狂言を見飽きるということがないのと同様に、それぞれ異なった顔をみせる『クラリモンド』をお楽しみいただけるかと存じます。
また、今回は既存の能楽堂を離れ、建築士の内田奈緒氏と原良輔氏ペアによる、革新的な没入型舞台空間を創造します。
淫惑な空気漂う歌舞伎町に出現する、六つ夜かぎりの饗宴を、是非お楽しみください。皆様のご来場を心からお待ち申し上げております。
あの時の私、あの時のあなた。 「忘れられない恋」によせて
フランス奇談『クラリモンド』
熟練の話術と身体表現を駆使し、「単なる芥川作品の朗読劇」 を凌駕する「もの語り」の世界へ、雄弁かつ朴訥と皆様をいざないます。
能舞台特有の「鏡板」という概念から着想を得た、特殊な舞台空間を建て、 今後も狂言師・石田幸雄のライフワークとして進化し続ける 舞台芸術作品としての礎となるであろう、新バージョンにてお送りします。
深化し続ける『クラリモンド』、是非ご期待ください。
若い神父と絶世の美女である吸血鬼の間に芽生えた、 燃えるような禁断の恋。 そして、敬虔な神父としての昼の生活と、放蕩の限りを尽くす夢中の生活。
その二つが交差していく様を、芥川ならではの重厚かつ硬質な文体で、 妖しくも華麗に描いた秀作。
原作は1914年に、当時21才の芥川龍之介が ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の英訳をもとに翻訳した、 フランスの作家テオフィル・ゴーティエによる怪奇的恋愛小説『死霊の恋』。
「ことさら表情を作るわけでもなく、音楽が加わるわけでもない。
素の語りとその声に 客席一同舞台に釘付けになり、
固唾を呑んで展開を見守った。」 能楽タイムズ
ゲスト・パフォーマンス
11月19日(水) 三斎流・梅村尚子 x 石田淡朗 御点前
20日(木) ヴァイオリニスト・石上真由子
21日(金) ダンサー・津山舞花 x 石田淡朗 小泉八雲『Yuki Onna』
22日(土) 日本舞踊中村流・中村梅 『お夏』
23日(日) 落語家・ 『のっぺらぼう』
24日(祝) 狂言師・石田幸雄 ひとりの狂言『神っち』
ポスト・イベント
黒川彰と内田奈緒による「アーキテクチャー・トーク」
未来の自分へ手紙を送れるお店「自由丁/封灯」
MARIA NIWA.Fによる参加型「言葉のライブペインティング」
Maico Tsubakiによる「バーレスク」 など
終演後の語らいの場や、プレ・トーク、ワークショップもご用意しております。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
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狂言師・石田幸雄
野村万作(人間国宝)に師事。重要無形文化財総合指定者。 大胆かつ緻密な演技で、多くの優れた舞台歴を持つ能楽界の重鎮。 日本大学・学習院大学・文化学院において非常勤講師を歴任。 新しい試みの舞台にも意欲的な発表が多く、「法螺侍」 「まちがいの狂言」「敦atsushi-山月記・名人伝-」「国盗人」でも活躍。 06年、「雙ノ会」で文化庁・芸術祭大賞受賞。11年、個人で観世寿夫 記念法政大学能楽賞受賞。
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スケジュール
11月19日(水)-型来-
16時半 茶室のための「所作」ワークショップ(招待制)
19時半 三斎流・梅村尚子 x 石田淡朗『御点前』
狂言師・石田幸雄の『クラリモンド』
21時 黒川彰と内田奈緒による「アーキテクチャー・トーク」
語らいの場
11月20日(木)-響音- プレミア公演
19時半 ヴァイオリニスト・石上真由子
狂言師・石田幸雄の『クラリモンド』
21時 ボジョレー解禁日の宴
MARIA NIWA.Fによる参加型「言葉のライブペインティング」
Maico Tsubakiによる「バーレスク」
11月21日(金)-言舞-
19時半 ダンサー・津山舞花 x 石田淡朗 小泉八雲『Yuki Onna』
狂言師・石田幸雄の『クラリモンド』
21時 未来の自分へ手紙を送れるお店「自由丁/封灯」
語らいの場
11月22日(土)-艶踊-
14時 日本舞踊中村流・【八代目家元】二代目中村梅彌によるワークショップ(非公開)
19時半 日本舞踊中村流・中村梅 『お夏』
狂言師・石田幸雄の『クラリモンド』
21時 MARIA NIWA.Fによる参加型「言葉のライブペインティング」
語らいの場
11月23日(日)-交噺-
19時半 落語家・ 『のっぺらぼう』
狂言師・石田幸雄の『クラリモンド』
21時 未来の自分へ手紙を送れるお店「自由丁/封灯」
語らいの場
11月24日(祝)-興楽-
16時半 茶室のための「所作」ワークショップ
19時半 狂言師・石田幸雄 ひとりの狂言『神っち』
狂言師・石田幸雄の『クラリモンド』
21時 MARIA NIWA.Fによる参加型「言葉のライブペインティング」
語らいの場
特設舞台
能舞台の「鏡板」という表現に着想を得て、建築士の内田奈緒氏と原良輔氏ペアによる、革新的な没入型舞台空間を当公演の為だけに創造します。
特別観覧席/能舞台席では、白足袋を履いていただき、実際に能舞台の上にあがるという非日常体験を通して、公演コンセプトである「夢と現」、「現実と虚像」を体感していただけます。
チケット
特別観覧席 12,000円(プレミア公演日:14,000円) 限定8席
能舞台上の正面に設けた特等席。全体を俯瞰できる特別な観覧体験です。白足袋付き
能舞台席 10,000円(プレミア公演日:12,000円)限定24席
能舞台上に座り、物語の只中に身を置くような没入感を味わうことができます。白足袋付き
一般席 7,000円(プレミア公演日:9,000円)
脇正面席。空間の奥行きと立体的な動きを間近に感じられます。
立見席 6,000円(プレミア公演日:7,000円)
会場後方の立見エリア。軽やかに舞台の空気を楽しめます。
限定:Peatixからのお申し込みに限り先行割引を行っております。ぜひご活用ください。 割引コード:DISCOUNT