こころ・カラダぬくまる夏の御燗

日差しの強さとクーラーの冷えで、なんだか元気が出ない。 そんなこの季節だからこそ、「お燗」の日本酒で、じんわり内側から温まりませんか？

日本酒は、米・麹・水というシンプルな素材から生まれる発酵飲料です。 なかでも「お燗」にすると、香りがふわっと立ち上がり、味わいもまろやかに変化します。 昔から親しまれてきたお燗酒には、体にすっとなじみ、飲みすぎても疲れにくく、じんわりと心まで温めてくれるやさしさがあります。 温かい温度で味わうことで、疲れていた体や気持ちも少しずつゆるみ、まるで深呼吸をするように、自分をほぐしてくれます。

今回は、体に優しいお料理とともに、数種類の日本酒をさまざまな温度帯でご提供します。 ぬる燗、上燗、熱燗──温度が変わるごとに、香りや味わい、口当たりが少しずつ変化し、それぞれに異なる魅力が現れます。 ぜひその違いをじっくり味わいながら、ご自身の「好きな温度」を見つけてみてください。

「こころ・カラダぬくまる夏の御燗」という名前の通り、自分の内側をゆっくりと整えながら、集まったみなさんとつながり対話するひとときを一緒に過ごしましょう。

ご紹介
ナウシカ（櫛田理彩）　さん／　御燗番（燗どころ）
作業療法士として心のリハビリテーションをしたり、メンタルヘルスに関するファシリテーターをしたり。お燗での場づくりも少々。お燗はしみじみ美味しくまさしく癒される瞬間。ぜひこの機会に味わってみてください。

太陽（タイヨウ）さん　／　御燗師（燗どころ）
「御燗師のイチロー」に師事する若手のホープ。実は酒に弱いが感覚はピカ一。好みを言ってくれれば良いような感じに調整してお出しします。