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プラットフォーム#01 ー始動ー

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プラットフォーム #01 -始動-

曲目(順不同):

ジェルジ・リゲティ :《ピアノ協奏曲》(1988)
     独奏ピアノ:田中翔一朗

バスティアン・ダヴィッド :《アベック》(2018) Bastien David: Avec

佐原洸:委嘱新作 世界初演

中嶋達郎:《プレ-》(2025)Tatsuro Nakajima : Pre-  世界初演

波立裕矢:《赤いはりねずみの生涯》(2025)
Yuya Haryu: ੯•́ʔ̋ *͛Das Leben des roten Igels *͛ و𓂃 ⸒⸒ ⸒⸒  世界初演

2025年8月14日(木)17:00
@旧東京音楽学校奏楽堂

全席自由
一般4000円 学生2000円 [当日500円増]

出演:
湯川紘惠、波立裕矢(指揮)
山本英(フルート)
酒井弦太郎(オーボエ)
春田傑(クラリネット)
小田光(ファゴット)
庄司雄大(ホルン)
鶴田麻記(トランペット)
伊藤雄太(トロンボーン)
田中翔一朗(ピアノ)
本堂竣哉(ピアノ)
安藤巴、悪原至(パーカッション)
對馬佳祐、牧野順也(ヴァイオリン)
三国レイチェル由依(ヴィオラ)
竹本聖子(チェロ)
山本昌史(コントラバス)

ー演奏会によせてー
私が在籍していたパリ音楽院の楽曲分析のクラスでは、作曲科の学生が自作をプレゼンテーションする機会が設けられていました。そこで初めて耳にしたバスティアン・ダヴィッドの音楽。その衝撃は、今でも忘れることができません。思わず息を呑み、ただただ圧倒されるばかりで、彼の存在そのものがひとつの芸術的事件のように感じられたのです。その後、彼は在学中に名高いローマ・フランス・アカデミー(ヴィラ・メディチ)の滞在作曲家に選出され、アンサンブル・アンテルコンタンポランをはじめとする数多くの団体から委嘱を受けて作品を発表し、瞬く間にフランスを代表する作曲家の一人として国際的な注目を集める存在となりました。このような圧倒的な才能を前にして、私たちは何ができるのでしょうか。ただ羨望するだけではなく、同じ時間を共有し、耳を傾け、問いを交わしながら、それぞれの表現を模索していくこと。それこそが、共に生きた証なのだと感じています。そして、私自身もまたその時間の中から何かを生み出せるのではないか。そんな希望を抱かずにはいられません。プラットフォームの本格的な始動となるこの演奏会が、誰かの中に眠る可能性を揺り起こし、新たな一歩を踏み出すきっかけとなることを。そしてその一歩が、現代音楽界に新たなページを開き、未来へとつながっていくことを願ってやみません。(佐原洸)

主催:プラットフォーム
制作:田中翔一朗、佐原洸、中嶋達郎、波立裕矢
助成: 公益財団法人ヤマノ文化財団



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