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歴史トーク『ラベンダーの軌跡』 & ワークショップ【お鍋でできる!】蒸留体験

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【ツアーのお申し込みはリンク先のpeatixページからご予約ください】
昨年、大好評を呼んだ「北海道開拓史の香水づくり」ツアーでタッグを組んだガイドのふたりによる、香りの歴史シリーズ第2弾。今回はラベンダーをテーマに室内で蒸留体験と歴史トークの企画をお届けします。

1970年過ぎまで道内各地のラベンダーの産地には地区ごとに蒸留場があり、刈り取ったラベンダーが運び込まれて大きな釜で蒸留されていました。香水や化粧品の香料となる「ラベンダー油(精油)」の生産が目的だったため、蒸留の過程で生成される「ラベンダー水(芳香蒸留水)」は川に捨てられました。けれども近隣住民や香料業界関係者の中にはラベンダー水を持ち帰り、お風呂に入れて楽しむ人が絶えませんでした。というのもラベンダー水は西洋では薬用や化粧水などに用いられてきた、長い歴史があるのです。

近年は日本でも芳香蒸留水が知られるようになり、ラベンダー水はナチュラル・スキンケア・アイテムとして親しまれています。小型の蒸留器が人気になっていますが、当企画では専用の蒸留器がなくても「ご家庭のお鍋でできる」方法を指南! 無農薬のラベンダーをお鍋で蒸留して、ラベンダー水を採取してみましょう。

ラベンダー水が出来上がってくるまでは、歴史トーク『ラベンダーの軌跡』をお楽しみいただきます。異国の植物・ラベンダーが渡来を果たし、薬用植物、香料植物、鑑賞植物と性格を変えながら、北海道での盛衰と復活を経て今日に至るまでの物語を、貴重な写真をふんだんに公開しながらご紹介。一次資料を執念で探し当て、全国に歴史の担い手となった生き証人たちを訪ね歩き、長年をかけて記録と記憶の掘り起こしを行ってきたガイドによる、歴史トークが炸裂します。

例えば…… 渡来は幕末。日本での移植を示す最も古い現存記録はなんと…京都。北海道での栽培開始は昭和初期、富良野じゃなくて札幌から。でも日本史上最大級のラベンダー畑は、共和町にあった!富良野地方での栽培開始のきっかけとなったという農業雑誌と新聞記事には、何が書いてあった? そして、世界品質の香りを誇った優良品種の誕生物語などなど…。ちょっと聞くだけで興味津々、知らない話のオンパレードです。

歴史ガイドは、フリーライターで香りの文化史研究家、伊藤由起子氏。体験ガイドは、植物愛好家でアロマテラピーやハーブの講師、セラピストとして活躍する目黒嘉子氏。乞うご期待! 

【お申し込み先】 https://peatix.com/event/4360906
 
【詳細】
・日時:2025年7月5日(土曜日)13:30〜16:00 (2時間半)予定
・参加費4,500円+材料費別途500円 
・集合場所:cocoスペース西岡
・解散場所:cocoスペース西岡
※来場の際は公共交通機関をご利用ください
(最寄りのバス停 北海道中央バス「西岡3条12丁目」徒歩1分、月82 西岡月寒線、美83 西岡美園線、平79 西岡平岸線)

【注意事項】
・申し込み後のキャンセルはご遠慮ください(チケットの譲渡は可能です)。無断欠席された場合はキャンセル料請求いたします。
・参加中の怪我や病気、事故などについては、加入する保険の範囲内においてのみ責任を負うものとし、その範囲を超えるものに関しては一切の責任を負いかねます。
・加入している障害保険の補償内容は、死亡200万円、入院3,000円、通院2,000円です。

【歴史ガイド】
伊藤由起子
主に北海道の歴史、文化、地域資源について取材、紹介するフリーライター・編集者。香りの文化史研究家としての顔も持ち、学術誌や専門誌での執筆や講演のほか、香り資源による地域おこしや観光支援、教育活動等に携わる。北海道開拓使文書を読み解いて、開拓使が行った香水事業の詳細を解明。

【香水体験ガイド】
目黒嘉子
草木花々を追って野山の探索にいそしむ植物&香りマニア。蒸留マニアでもある。アロマテラピーやハーブの資格を持ち、各種クラフト講座で活躍。北大総合博物館 植物標本ボランティア、香りとハーブによるクリニックでのケアプログラムも担当。
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