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【オンラインセミナー】フォーカシングと体験過程――今さら聞けないキホンから最新の池見メソッドまで

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創元社では、池見陽先生の『カウンセリング再発見 それはフェルトセンスから始まった』を本年2月に刊行いたしました。
フォーカシングの創始者ユージン・ジェンドリンから直接指導を受け、フォーカシングの国際的リーダーとして国内外で活躍する池見先生による渾身の一冊で、随所に著者ならではの考察が盛り込まれています。
本セミナーでは同書の刊行を記念して、フォーカシングの基本的理解から池見先生独自のメソッドまでをご解説いただきます。

(池見先生からのメッセージ)
恩師ジェンドリン先生も私もバイリンガルでした。言語が変わると人の感じ方やカラダまでが変容します。そしてある言語から別の言語に訳したときには、「感じられた意味」が変わってしまいます。日本語の「よろしくお願いします」は何のお願いなのでしょうか。別の日本語表現で言い換えたら何と言えるでしょうか。日本語の言い換えも難しいこの表現の「感じられた意味」を英語に訳せるでしょうか? クライエントの発言は「感じられた意味」を表現しています。あるクライエントが言う「ストレス」と別のクライエントの「ストレス」は「感じられた意味」が異なります。その「感じられた意味」に個性があり、またその人にとっての「次なる一歩」がそこに指し示されているのです。言葉の奥に感じられる意味の感覚に注意をむけていると、それは変わっていきます。「私は最近、不安を感じています…あ、不安じゃないのかな…イライラしてるというか、疲れている?」といった具合に、本人の認知よりも先に体験が進んでいくのです。これがフォーカシングという現象。ここに注目して面接しているとカウンセリングが変わりますーカウンセリング再発見なのです。


●概要
日時:2025年7月27日(日) 10:00~16:00
定員:500人
会場:オンライン(Zoomウェビナー使用)
 *見逃し配信あり(~2025年8月10日23:59まで視聴可能)
参加費:8,500円(税込)
 *お申し込みは、2025年7月26日23:59にて締め切らせていただきます。
 ただし、定員に達した場合は、その時点で申し込みを終了させていただきます。


●お申込はこちら
https://sogensha-ikemi-focusing.peatix.com/


●対象者
臨床心理士や公認心理師、そのほか医療、福祉、教育、産業、司法などの領域で対人援助職に従事している方、もしくは心理、医療、福祉、教育などを専攻する大学院生。


●お申込にあたって
・本セミナーは専門家向けとなります。セミナー内容全般(事例や検査の内容、配布資料、当日提示する画面などを含む、本セミナーに関係するすべての事項)につきまして、秘密保持を厳守いただき、受講時にも、守秘が徹底される環境での受講をお願いいたします。
・Zoom上の氏名は必ず申込者の氏名(漢字表記のフルネーム)で、ご参加ください。ニックネーム等で参加され、申込者ご本人であることの確認がとれない場合は参加不可とさせていただく場合があります。

※臨床心理士の方へ
 参加者のうち臨床心理士の方が3割以上の場合、臨床心理士資格更新ポイント(「臨床心理士教育・研修規定別項」第2条第4項のポイント)を申請する予定です。申請結果が分かり次第、申請希望の方にはメールにてご連絡いたします。
 受講証明書は、申込フォームにて「保有資格」項目で「臨床心理士」にチェックを入れていただいた方の内、セミナー当日にリアルタイム参加者としてお名前が確認できた方に発行いたします。セミナー開催中に「合い言葉」をお伝えいたしますので、開催後、リアルタイム参加者にのみ表示されるアンケートにご記入ください。セミナーへの参加は、アンケートのご提出(要「合い言葉」)を以て確認いたします。


●プログラム
1) 体験過程とは ワーク:漢字一字 アニクロ QA 2時間
2)カウンセリングではどうするの? ワーク:リスニングをやってみよう
3)「フォーカシング」の技法とは? やってみよう
4)エイジアンとは? やってみよう


●講師プロフィール
池見 陽(イケミ アキラ)
関西大学大学院名誉教授。ユージン・ジェンドリン研究センター(USA) 運営委員長。
兵庫県生まれ。ボストン・カレッジ卒業、シカゴ大学大学院修士課程修了。医学博士(産業医科大学)。北九州医療センター、岡山大学助教授、神戸女学院大学教授を経て関西大学教授。文学部・臨床心理専門職大学院・人間健康学部教授を歴任。2019年、アメリカ・カウンセリング・アソシエーションよりLiving Luminary(存命中の輝ける大家)を授与。2020年、日本人間性心理学会学会賞受賞。著書:『僕のフォーカシング=カウンセリング―ひとときの生を言い表す』(創元社)、『バンヤンの木の下で―不良外人と心理療法家のストーリー』(木立の文庫)、『傾聴・心理臨床学アップデートとフォーカシング―感じる・話す・聴くの基本』(編著、ナカニシヤ出版)、『フォーカシングへの誘い―個人的成長と臨床に生かす心の実感』(編著、サイエンス社)、『心のメッセージを聴く』(講談社現代新書)など多数。

(聞き役)
石谷美貴 関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻
京井未奈 関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻


●講師書籍
『カウンセリング再発見
 それはフェルトセンスから始まった』
近代的カウンセリングの祖カール・ロジャーズの理論に対する日本的誤解から、ユージン・ジェンドリンによるフェルトセンスの発見、フォーカシング指向心理療法の形成と従来の心理療法との違い、さらには著者独自のフォーカシング・メソッヅまで、理論と実践を往還しつつ説き明かす。
⇒商品ページはこちら



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